自主管理・労働者協同組合の経営学

http://homepage3.nifty.com/koseki-t/w.c.study/wcstudy2.html#kakurai89

労働者協同組合研究の動向
小関 隆志

角瀬保雄[1989]「自主管理・労働者協同組合の経営学」『仕事の発見』No.13

《概要》

●株式会社と労協の違い。株式会社の経営者は資本に従属しているので労働者と対立するが、労協では労働者が所有・経営しているので、原則的に利害が一致する。

●様々な民主的経営の中で労協が最も徹底しているが、現実に経営管理を行ううえで矛盾・対立関係が生じている。意識改革を強調するだけでなく企業内の生産 関係を変革しないと自主管理は本物にならない。特に、①ボトムアップの意思決定と、②労働組合の役割(管理・被管理の矛盾、官僚制へのチェック)、③長 期・中期・短期計画とPDSサイクル、④経理公開(特に経営の健全性に対する大衆的なチェック)が必要になる。

●利潤を上げることにおいて労協も株式会社も変わりないが、労協では労働成果の蓄積であるのにたいし、株式会社では労働者を支配する敵対物になる。ここが違う。

●中高年事業団の大規模化方針は、これを自己目的化してはならない。また、これまでの急速な拡大成長を今後も続けるのは容易ではない。量的拡大だけでなく、高収益事業で資本蓄積も賃金上昇も可能なように、質的発展を目指すべきだ。

●労協では、賃金配分と資本蓄積の配分を自ら決めるが、営利企業では資本家・経営者がまず資本蓄積部分を決めて、残りを賃金に回す。ここが両者の違いだ。

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