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JanJanで報道された関連ニュース

Yさんを支える会・仮処分申し立て第二回審尋(審理)

http://www.event.janjan.jp/event/0910133023.html

日時:2009年11月6日

場所:愛知県

Yさんを支える会は、なごやボランティアNPOセンターの職員Yさんの、指定管理者NPO法人ワーカーズコープに対する闘いを支え、ワーカーズコープの実態に迫るための活動を展開しています。

イベント詳細

なごやボランティア・NPOセンターの指定管理者である、NPO法人ワーカーズコープに対して、
地位確認の仮処分申し立てをしたYさん。

NPO法人ワーカーズコープ(センター事業団)は、Yさんの申し立てに対して、
全面否定、前面対決の姿勢に出てきました。
広く市民に開かれたセンターで発生して事件は、これからどうなってゆくのでしょうか?

いよいよ11月6日、9時30分から、名古屋地方裁判所にて第二回目の審尋(審理)があります。
応援してくださる方は、9時30分少し前に、名古屋地方裁判所の1階にお越しください。

ボランティアセンターのYさんを支える会・準備会
460-0024 名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山303 名古屋ふれあいユニオン気付
TEL: 052-679-3079 FAX: 052-679-3080
nagoya_vnpo_mondai@mail.goo.ne.jp
http://blog.goo.ne.jp/nagoya_vnpo_mondai/
当会ではカンパ・賛同人を募集しています。カンパ個人一口1000円。会報も発行予定。
郵便振替 00800-8-126554 名古屋ふれあいユニオン(「Yさんを支える会」とお書き下さい)

準備会呼びかけ人・酒井徹(名古屋ふれあいユニオン運営委員長)
主催団体

ボランティアセンターのYさんを支える会
主催団体HP

http://blog.goo.ne.jp/nagoya_vnpo_mondai/

「なごやボランティアNPOセンター」労組書記長解雇事件、第1回審尋

http://www.news.janjan.jp/living/0910/0910121561/1.php

2008年に指定管理者がNPO法人ワーカーズコープに変更されて以来、KY解雇事件、大量の本部事務局員を送り込んでの労働組合つぶし、Yさんへの嫌がらせ、講座参加人数水増し事件、労働者代表選挙結果改ざんなどが続発したなごやボランティアNPOセンター。

『KY解雇』が発生? 名古屋市の施設の指定管理者交代のその後
労働者の味方の筈のワーカーズコープが組合つぶし? なごやボランティアNPOセンター
ワーカーズコープ所長独裁で暴走続く、なごやボランティア・NPOセンター
「なごやボランティア・NPOセンター」依然、経営側の暴走続く
今度は実体のない出向斡旋 依然不誠実な「なごやボランティア・NPOセンター」
内部告発で「講座参加者数水増し」が露見、逆切れする幹部
ワーカーズコープ 労働者代表選挙に介入? なごや・ボランティアNPOセンター
ワーカーズコープが労働者代表選挙結果を改ざん? なごやボランティア・NPOセンター

この6月に、ワーカーズコープ当局から一方的に懲戒解雇を言い渡された労働組合書記長のYさん(厳密には、当局側の監禁査問の結果、療養している間に解雇され、通知すらよこされなかったと言う「しらんまに解雇」でした)。
なごやボランティアセンター「ホームレス職員」に懲戒解雇強要

そのYさんは、名古屋地裁に職員としての地位保全の仮処分を求めて訴えています。
解雇された組合書記長、NPO法人ワーカーズコープを提訴

その第1回審尋が名古屋地裁で10月9日、ありました。第2回は、11月6日です。

第1回審尋のあった名古屋地裁(写真提供「Yさんを支える会」)

「Yさんは労働者ではない」という当局の主張

大枠としては、使用者のワーカーズコープ側は、Yさんの労働者性を否定する主張に終始しました。ワーカーズコープは、労働者がお金を出し合って経営する ことで、「労働、資本、経営」を一致させることで、資本主義の弊害である収奪を防ぐという建前です。それを逆手にとって当局は「Yさんは所有者であり経営 者だから、労働基準法における労働者ではない」と言わんばかりの主張をしています。

ですが、ワーカーズコープ側は、職場労組との交渉時には労使関係を認めているので、二枚舌ともいえます。そして、ワーカーズコープ当局側は、仮処分の審尋の冒頭、なんとワーカーズコープの宣伝を始めました。

『私たちには労使関係はない』『労協法案は、いま超党派の200人の議員の賛成によりまもなく実現する』などということを話し出したのです。裁判官に「そのような話は詳しくないので、ぜひ根拠となる法律と参考文献を提出してください」と言われました。
労働法軽視「偽装経営者」の温床になるか?市民会議提案の労協法案を考える
なぜ労働者協同組合か 行政の『安上がり』受け皿の危険―「協同労働の協同組合」法制化市民集会に参加して

上記記事で上田仁記者が表明されたご懸念が、法案成立前から、現実のものになっているようです。

準備不足を露呈した当局

また、裁判では、主張が何かあれば事前に証拠を提出しなければなりませんが、ワーカーズコープ側の答弁書は審尋の前日の15時に、すべり込みで出された もので、不十分なものでした。そして、当日になってNPOセンターの機関紙『交流感電池』などを証拠として裁判官に提出しようとして、やんわりと断られる という有様でした。
やはりワーカーズコープは、各地で訴訟を抱えていて、対応する時間がないのでしょうか? このように、当局側の主張は、「問題ありまくり」なのですが、多岐にわたるため今回の記事では「大掃除事件」について取り上げます。

「荷物の整理はしたが大掃除」はしていないと言い逃れる当局

この事件は2009年4月2日、Yさんや他の職員が出勤してくる前の時間を狙って、当局側の職員が『大掃除』と称して、机の上にあるものと、机の中にあ るもの、ロッカーの中にあるものを、全てごちゃ混ぜに名古屋市指定のゴミ袋の中に入れて捨てようとした、というものです。
なごやボランティア・NPOセンター 当局の大掃除で大混乱

その結果、誤って、Yさんの机の上にあったラベルがYさんの関係する団体のイベント用発送作業に利用され、個人情報が外部に流出してしまった可能性も高いと、Yさん側は主張しています。

この「大掃除」は、突然行われたもので、この日にそのようなことをする、という指示も説明もなかったし、『机の上に私物を置くな』という指示もなかったのです。突然の出来事でした。

その『大掃除』は、明らかに嫌がらせであり、先頭に立った職員は、ゴミ袋の中から出してきた、Yさんの私物や、仕事の資料、利用者からの預かり物、 NPOセンターの機材、などを、ゴミ箱の中に投棄して、そのことを聞こえるように大声で言う、などの嫌がらせを行いました。NPOセンターの機材まで捨て られていたのは、どうやら、Yさんの私物と誤認していたようです。

その職員は、労組を貶める内容の、利用者・職員を演じた自作自演の書き込みを、ネット上にしたこともある、と自ら認めるほどの「当局派」職員でした。

Yさんは、2日も翌3日もいくつかの相談業務を抱えており、ごちゃ混ぜにされた荷物を整理する時間がありませんでした。その上、整理しても、Yさんが利用者に対応しているそばから、また当局派職員により、荷物を捨てられる、ということを繰り返されています。

その過程で、度重なる労使紛争で、「凍結状態」になっていた以前の発送作業用ラベルが、Yさんの私物に混入した可能性はあるかもしれない、ということです。

とはいえ、その「混入説」も名古屋市やワーカーズコープ当局が執拗に「個人情報を流出させたろう」とYさんを査問すたため、「可能性を考えるとすると」と「そういうこともあるかもしれない」いう話です。

本当に情報流出があったのかどうか、ということは、Yさんには、よくわかりません。

しかし、当局側は、は、『大掃除』をしたことすら全面否定しました。
そして、『大掃除をしていないが、机の上とロッカーの中の私物の整理はした』と言い出し『私物は机の上にはないはずなので、混ざって流出する可能性もゼロだ』と主張したのです。

次回は、「情報流出」を理由として、いかにして「労働者の味方」のはずのワーカーズコープがYさんを査問し、追い詰めていったか?これについて検証します。

解雇された組合書記長、NPO法人ワーカーズコープを提訴

http://www.news.janjan.jp/living/0910/0910051242/1.php

2008年4月、なごやボランティアNPOセンターは、NPO法人ワーカーズコープに管理者が交代しましたが、さまざまな問題が発生し続けています。

■あまりにも多すぎる「ワーカーズコープ」の問題点

指定管理者移行の直後の2008年5月に『KY解雇事件』がまず発生。
『KY解雇』が発生? 名古屋市の施設の指定管理者交代のその後

その後、2008年8月以降は、労働組合潰しを狙った『全国からの当局側職員の大量動員』が行なわれました。さらに、明けて2009年1月には大量動員した職員による『労組委員長をはずしての労働者代表選挙』が強行されました。
ワーカーズコープ 労働者代表選挙に介入? なごや・ボランティアNPOセンター

また、運営面では、講座参加者数水増しも発覚しています。
内部告発で「講座参加者数水増し」が露見、逆切れする幹部―なごや・ボランティアNPOセンター

さらに、組合員Yさんにたいしては、2008年8月にいったん常勤化を約束しながらそれを反故にしてしましました。さらに、賃金を半分以下にするという『シフト削減兵糧攻め』を行ないました。

さらに、2008年末には、シフト削減の代替案として当局側が提案した出向先に、仕事が無いという『脳内出向』事件もありました。
今度は実体のない出向斡旋 依然不誠実な「なごやボランティア・NPOセンター」の対応
なごやボランティア・NPOセンター、経営側の暴走のまま年越し

このような『ボランティアセンターで起こっている諸問題』は、労働組合のビラや、インターネット新聞での報道などで、NPO業界、ボランティア業界では全国的に話題となっているようです。

■ついにYさんを解雇

NPO法人ワーカーズコープは、職場労組(自治労ワーカーズコープユニオン)の交渉にも誠実に対応しませんでした。さらに、労働委員会の斡旋も拒否し、今年6月、ついに労働組合書記長をしていたYさんが解雇される事態となりました。

この解雇は、Yさんの責任ではない他の事件(情報誌発禁事件)や、当局側職員の関与が強く疑われる情報漏えい事件の責任を一方的に負わせられて行われたものです。
なごやボランティア・NPOセンター 当局の大掃除で大混乱

2009年4月に起きた上記事件では、当局側職員が大掃除を勝手にしたのですが、その際、個人情報をYさんの持ち物に混入させたのではないか、という疑いが強くあります。Yさんはいわば、「はめられた」可能性があるのです。

またYさんは、その事件のさいに、当局側職員に『自分でやったと認めろ、朝までやるぞ』などと、NPOセンター会議室に閉館時間終了後も監禁尋問され精 神疾患を発症、発症後も尋問され続けるという非人道的な仕打ちを受け、その後も後遺症により、精神的にも大変辛い状態にあります。

それだけでなく、Yさんは、当局側の一方的なシフト削減によって、実に半年以上の長きにわたって、生活保護基準以下の生活を強いられたばかりでなく、一時期はホームレス生活を余儀なくされるなど、まさに『みるにみかねる』状態となっていました。
参照:ホームレス支援のアルバイト職員自身がホームレスに

■裁判通じ真相追及へ!

このたび、Yさんは、あまりにも非道で納得のいかないNPO法人ワーカーズコープに対して、異議を申し立て、名古屋地裁に裁判を提起して戦うことにしました。

「ボランティアセンターのYさんを支える会・準備会」では、Yさんの戦いを支援することを通じて、広く市民に開かれた公共の場であるNPOセンターで、なにが起こっていたのかを追及していきたいと考えています。現在、カンパ・賛同人を募集しているそうです。

ボランティアセンターのYさんを支える会・準備会
460-0024 名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山303 名古屋ふれあいユニオン気付
TEL: 052-679-3079 FAX: 052-679-3080
カンパ個人一口1000円 会報も発行予定。nagoya_vnpo_mondai@mail.goo.ne.jp
準備会呼びかけ人・酒井徹(名古屋ふれあいユニオン運営委員長)

公共サービスの民間開放が中曽根政権以降、特に小泉以降、特に進む中で、わたし自身も、現役の自治体労働者として他人事ではありません。また、協働労働も、「よいこと」とされていますが、一方で、現実にはこういう問題も起きています。今後、注目していきたいと思います。

なごやボランティア・NPOセンター 当局の大掃除で大混乱

「なごやボランティア・NPOセンター」労働組合の柴田委員長への嫌がらせなどが相次いでいる。4月、2009年度が始まると当局側は、ある日、突然、 一言も説明もなく、勝手に「大掃除」を強行し、柴田委員長の私物や利用者から預かった資料などが行方不明になってしまった。
名古屋市伏見区にある「なごやボランティア・NPOセンター」は、2008年度から、NPO法人ワーカーズコープ(労協センター事業団)が指定管理者を 勤めています。同法人は、「労働者と経営者」を一体化させ、労働者が資本家に収奪されるという資本主義の弊害を防ぐという立派な「協働労働」の理念を掲げ ています。

ところが、そのセンター事業団当局により、2008年5月のいわゆるKY解雇事件に端を発し、Yさんに常勤化を約束しながら、あべこべにシフトを減らす、労働組合の柴田委員長への嫌がらせなどの問題が相次ぎました。

さらに、全国から、本部事務局員=当局派を送り込み、当局に都合のよい人が選ばれるようにすべく、労働者代表選挙を強行、それでも当局にとっては結果が不十分なため、さらに投票結果を改ざんするなどの疑惑も次々浮上しています。

ワーカーズコープが労働者代表選挙結果を改ざん? なごやボランティア・NPOセンター JanJan

会議から労組員を排除……ルール無視 「私が決めた」と居直る幹部
JanJan

このような状態から3ヶ月近くたち、年度も替わったことですから、心機一転、少しは事態が改善に動くか、と私もわずかながら、期待していました。しかし、労働組合関係者に取材したところ、事態は改善するどころか、悪化したまま、年度を越えてしまったそうです。

第一に、柴田委員長ら労働組合員は、職場の会議から排除されたままです。ワーカーズコープ当局は、柴田委員長らが身に覚えのない「冤罪」について「反省 文を書け」と迫っています。柴田委員長らは、身に覚えがありませんから、当然、反省文など出すわけがありません。そこで、当局側は、ワーカーズコープ組合 員としての権利である、職場の運営のための会議への出席を停止したままです。

これは、どうも、全国各地で行なわれている「労組つぶし」の常套手段のようです。

■虚偽の情報利用者に吹き込む

第二に、当局側の職員は、利用者に対して、「労使紛争」などない、あるいは、「あれは労働組合が一方的に悪い」など、虚偽で一方的な情報を吹き込んでいるそうです。

そうした中、利用者が心配して、窓口にいた職員=組合員にたまたま「どうなっているのか」と聞いてきたところ、組合員は「労使紛争はありますが、ご安心ください」程度のことを回答したそうです。

このように、「事実を、一般常識では、支障のない範囲」で回答しただけなのに、当局はその組合員に対して激怒してきたのです。

■勝手に「大掃除」、業務に支障

そして、2009年度が始まると驚くべき事件がおきました。なんと、当局側は、ある日、突然、一言も説明もなく、勝手に「大掃除」を強行してしまったの です。その結果、柴田委員長の私物はもちろん、「利用者からお預かりした資料などがことごとく、行方不明になってしまった」そうです。

そして、業務にも支障が出ているそうです。「当局」派の人たちはワーカーズコープの宣伝活動に従事することが多く、実際の利用者への対応は、柴田委員長 ら、元からいたセンターの職員が担っているのですが、利用者への迷惑も顧みず、当局側は柴田委員長の机周辺の「物体」を柴田委員長に断りもなく、「きれい に掃除」してしまったそうです。

労働組合(自治労ワーカーズコープ職員ユニオン)関係者は「労働組合への嫌がらせのために業務を犠牲にしている」と憤りを隠しません。

指定管理者受託から1年以上。しかし、ワーカーズコープ=センター事業団当局の態度は改善するどころか、開き直りに終始し、悪化する一方です。

業務など、二の次。労働組合つぶしが最優先。こんな状態になっています。協働労働どころか、民間企業や役所でも当たり前のことすら守られていない状況がまだ続いていることに、いまさらながら、改めて驚嘆せざるを得ません。

◇ ◇ ◇

 「協同労働」が機能していないと思います。

http://www.news.janjan.jp/area/0902/0902026671/1.php
会議から労組員を排除……ルール無視 「私が決めた」と居直る幹部
上記に投稿されたコメント

上田仁
2009/02/08

「KY解雇事件」や「脳内出向事件」、はたまた職場の会議から職員を排除しているようでは、こと伏見のNPOセンターに関する限り、民主的な職場運営を基盤とするべき「協同労働」が機能していないのは明らかであり、だからこそ労働組合が結成されたのかと思います。出資制度があるから「労働=経営=出資」が三位一体である理屈をこねようとも、現実が「経営側」と「労働側」の存在を示しています。「協同労働の実現のためには、労組も何も関係ない」というのは屁理屈ですね。

たとえ、民間企業であっても、そもそも労働とは協同作業であり、そこには同僚と相互の信頼や敬意が存在していると思うのですが、「連帯」を語る組織が自らの事業所での職員の連帯を信じる事ができないとは皮肉なものです

「7つの原則」

http://www.news.janjan.jp/area/0902/0902026671/1.php
会議から労組員を排除……ルール無視 「私が決めた」と居直る幹部
上記に投稿されたコメント

上田仁
2009/02/04

さとう記者ご指摘の「7つの原則」ですが、歴史的に何度か変更を経ています。労働組合に関する部分のみ取り上げますが;
1979「労働組合のはたす重要な役割を認識し、組合活動を保証します」
1986「労働組合の重要性を認め、協力・共同を進めます」
1992「労働組合運動や地域の運動との連帯を強めます」

現在の「7つの原則」では、下記のとおり、「労働組合」の文字が消えています。象徴的です。

1:働く人びと・市民が、仕事をおこし、よい仕事を発展させます。
2:すべての組合員の参加で経営を進め、発展させます。
3:「まちづくり」の事業と活動を発展させます。
4:「自立と協同と愛」の人間に成長し、協同の文化を広げます。
5:地域・全国で連帯し、協同労働の協同組合を強めます。
6:「非営利・協同」のネットワークを広げます。
7:世界の人びとと連帯して「共生と協同」の社会をめざします。

もちろん、現行の「7つの原則」から見ても伏見のセンターの事態は異常な訳であり、全日自労という労働組合の就労獲得運動・対案運動に起源を持つ 労働者協同組合が、労働組合の就労要求を頭から潰しにかかるようでは、センター事業団の協同組合に対する考え方に疑問を感じます。

労協の組織原則によれば、T専務理事も、常勤化を拒否されているYさんも、「一人一票」で対等の権利を持つはずであり、T専務理事の「私が決め た」は協同組合においては出資者(=経営者・労働者)に対する背信行為ではないでしょうか。記事を読んで、「すべての組合員の参加で経営を進め、発展させ ます」との言葉の意味をT専務理事に伺ってみたく思いました。なにか「協同の文化」との言葉が虚しく感じられます。

会議から労組員を排除……ルール無視 「私が決めた」と居直る幹部

http://www.news.janjan.jp/area/0902/0902026671/1.php

2009/02/03
なごやボランティア・NPOセンターは、労働=経営という協同労働の理念やワーカーズコープの規約から完全に逸脱しています。いまや当局が「協同労働の実 現のためには、労組も何も関係ない」という理屈によって、数々の不当労働行為を正当化するためだけの口実に堕ちてしまったのではないか、とさえ思われま す。
なごやボランティア・NPOセンターは、2008年度から、NPO法人ワーカーズコープ(労協センター事業団)が指定管理者を勤めていますが、センター 事業団当局により、いわゆるKY解雇事件に端を発し、Yさんに常勤化を約束しながら、あべこべにシフトを減らすなどの問題が相次ぎました。

さらに、全国から、本部事務局員=当局派を送り込み、当局に都合のよい人が選ばれるようにすべく、労働者代表選挙を強行、それでも当局にとっては結果が不十分なため、さらに投票結果を改ざんするなどの疑惑も次々浮上しています。
http://www.news.janjan.jp/living/0901/0901215849/1.php

■根拠のない「組合権利剥奪」

しかし、当局は自分たちが、【選挙】を強行し、結果を改ざんしたことへの反省もなく、自治労・ワーカーズコープ職員ユニオン(愛称:イキナリ労組) に対して、労働者代表選挙を妨害したとして「抗議」を行い、YさんとS委員長に職場の会議に出ることを禁止する、と言い出しました。この職場での会議は、 建て前としては、労働者が出資者、経営者と同一である協同労働に必要な会議で、全組合員に参加が権利として保障され、民主的に運営されねばなりません。

そもそも、ワーカーズコープ組合員の権利を剥奪するには、理事会の決定に加え、年に1回の大会で釈明させなければなりません。会議からYさんやS委員長 を排除するという、センター事業団当局の主張は何の根拠もありません。NPO法人ワーカーズコープの定款や「7つの原則」を作成している部門は、現場と違 う人たちが作成しており、協同労働の理想を折り込んだ、良い内容となっています。だが、それを実行する人たちは、その内容を無視しているようです。

そのような横暴に加え、さらに、センター事業団当局は、労使交渉の場で、自治労愛知県本部に対して「YさんやSさんを指導しろ」とつっかかったのです。 あまりの当局のやり口に、自治労愛知県本部側はあきれ果て、「反省すべきなのはセンター事業団だ。組織原則とおりに民主的に運営を」と指摘しました。

■当局派がYさんを一方的にいびる職場会議

しかし、センター事業団当局で、ボランティアNPOセンターに顔を出している組織ナンバー2の専務理事Tさんは、反省するどころか、2月1日の、職場での会議で以下のような対応を取りました。

まず「当局派」の「議長」が、Yさんに退出しろと「宣言」し、民主的な会議を妨害しているとの言いがかりをつけました。Yさんが発言しようとすると、 「当局派」の人たちが次々と同じ内容で野次を飛ばして発言させませんでした。「民主的な会議を破壊しているのは誰か? 組合員としての権利を剥奪するには 手続きが必要なのでは? 大人気ないことはやめて、仕事の話を進めましょう」とYさんが発言すると、それをさえぎるように大声で、T専務理事が一方的に 「演説」を開始。

このため、その場にいた人のうち、当局派の7名とYさん以外はしらけてしまい、会議を退席してしまいました。Yさんは会議で、センターの仕事がどうすればうまくいくか、という大人の話をしよう、と提案しました。

しかし、T専務理事は聞く耳をもたず、Yさんがやってもいないことについて、「反省文が提出されていない、Yさんが会議を妨害している」などと一方的にまくしたてたそうです。もちろん、Yさんは身に覚えがないことばかりですから、反省もできません。

■「協同労働」強調しながら、「私が決めた」と独裁的発言

Yさんが民主的に会議を進めるように諫言すると、T専務理事は「わたしが専務理事です。わたしが決めました」と居直りました。一方でYさんが、自治労愛 知県本部にも、当局は注意されたことを指摘した時には、「ワーカーズコープは、協同労働だから、労使関係はない、労組は関係ない」などと開き直ったそうで す。しかし、協同労働を掲げるなら、「わたしが専務理事です。わたしが決めました」という独裁者のような発言はあり得ないのです。ご本人は、そんな矛盾に もお気づきにならないようでした。

■「事務局会議」で労組員を意思決定から排除

最後には、T専務理事は「Yさんが会議を妨害したので、会議は成立しませんでした。」などと言い出し、会議を止めてしまったのです。会議の中では、T専 務理事と「当局派」が、Yさんに耳を傾けようともせず、一方的にまくしたてていただけなのです。しかし、悪いことは何でもYさんやS委員長のせいにしたが るようです。

しかも、関係者によると、NPOセンターにおける公式の職場会議は実は形骸化しています。当局からみて都合がいい人だけで、「事務局会議」なるものを勝 手に開き、方針を決めているようなのです。もちろん、NPO法人ワーカーズコープの「ルール」や、センター事業団の発行している手引や方針には、専務が独 断で組合員の権利を剥奪し、事務局会議を勝手に開いてほかの組合員の参加をさせなくてよい、などということは、まったくかかれていません。それはよくない 行為であると書かれています。

■他のワーカーズコープ関係者からも苦言

NPO法人ワーカーズコープ=センター事業団とは別の「ワーカーズコープ」で長く活動してきた人の話によると、「センター事業団のようなところとは一緒 にしてほしくない。自分たちは、ただ「ワーカーズコープ(労協)」というスタイルが一緒なだけの、まったく別の組織なのでよくわからないが、いやしくも 『労協』であるなら、事業所のことはその事業所で話し合いをして解決すべきなのが筋だろう。

今回のNPOセンターの事件なら、まず、その職場での会議で、Yさんも含めた全員で話し合いがもたれるのが道理だ。その話し合いの場で『Yさんを常勤にしたほうがよい』という結論が出るならば、理事会の決定は別として尊重すべきだろう。

だが、センター事業団のやっていることは、事件を隠蔽しているだけのよう見える。KY解雇にしろ、本部からの大量動員にしろ、常勤化の反故にしろ、脳内 出向にしろ、そのような問題が発生している段階で、すでに協働労働に失敗しているのだから、真摯に受け止めて反省すべきだ」とのことでした。

いまや、なごやボランティア・NPOセンターは、労働=経営という協同労働の理念や、ワーカーズコープの規約から完全に逸脱しています。いまや「協同労 働」とは、当局(T専務理事)が「協同労働の実現のためには、労組も何も関係ない」という理屈によって、数々の不当労働行為を正当化するためだけの口実に 堕ちてしまったのではないか、とさえ思われます。

◇ ◇ ◇

労使交渉で「脳内出向」事件に逆切れ、使途不明金も発覚か? なごやボランティア・NPOセンター

http://www.news.janjan.jp/living/0901/0901276294/1.php

2009/01/28
NPO法人ワーカーズコープ(労協センター事業団)が指定管理者のなごやボランティア・NPOセンターでは、いわゆるKY解雇事件に端を発し、自治労 ワーカーズコープ職員ユニオンの柴田太陽委員長に対する嫌がらせ、常勤化を一度は約束したYさんの勤務日数激減とその後の不誠実な対応、主催講座参加者数 の水増し、労働者代表選挙結果の改ざんなどさまざまな問題・疑惑が持ち上がっています。

そのワーカーズコープ当局ですが、今度は労使交渉の場で、組合員を唖然とさせる対応を取りました。

組合側は、これまで一貫して、Yさんの常勤化を要求してきました。当局が2008年8月3日に一度は約束したことですから当然です。ところが当局は「あいち労協」への実態のない架空の出向斡旋を行うなど、不誠実な態度に終始してきました(いわゆる「脳内出向」事件)。

■「代替プランを出せ」と交渉で逆切れの当局
Yさんの常勤化と未払い賃金、休業補償の支払いを要求し「脳内出向」事件の責任を追求する組合に対して、当局側は「代替プランはないのか」などと、訳の分からないことを言い出しました。

こういう話は、当局が提案して、組合が呑むかどうかと言うのが、交渉の手順でしょうし、そもそも今回の「脳内出向」は、当局側からの「お願い」にたいして、条件を聞きにいったら、それが架空の話だった、というお粗末な話ですから、責任は100%当局側にあります。

そもそも当局は、組合つぶしのために、全国から「本部事務局員」=当局派を送り込み、当局の「えらい人」が彼らの指揮を取るという、異常な体制をなごや NPOセンターに構築しています。そして、その本部事務局員らは、ワーカーズコープの宣伝や、「研修」と称した水増し講座に走り回っている状態です。

このような「組合潰し」体制を解除すれば、大量の予算は浮き、Yさんを常勤にすることなど、簡単に出来ます。当局がそれをせずに「脳内出向事件」などを引き起こしているから問題が解決しないだけです。

また組合側は「代替プラン」としては、本部職員を引き上げて、それで浮いたお金で、Yさんを常勤化すればいい、といっているだけですから、非常にシンプルな代案を出している、ともいえます。

どうしても「Yさんの常勤化がしたくない(はじめは当局から言い出したこと)」というのは、当局側の都合なので、組合側の知ったことではありません。

■使途不明金も発覚か?
さらに、もう一点、金銭面でも疑惑が持ち上がりました。「経営上の問題」を理由に、常勤化を拒む当局に対して、組合側が、NPOセンター(センター事業 団内部では「伏見事業所」という)の財務諸表の提出を求め、閲覧したところ、既に年間予算2,800万円の事業所で、180万円もの赤字が出ている、とい うことです。

なおこの財務諸表には、どうやら「本部からの増援」のための経費は、含まれていないようです。増援組(当局派)の給料も含めたら、いくらの「赤字」がでているのでしょうか?

また、財務諸表には、なぜか「人件費と経費」の項目が二つあり、誰に支払われたか、定かでない、使途不明」の費用が100万円ほどあるとのことでした。

また、7月までは数千円程度だった「外注費」も、12月には数十万円も発生しているとのことで、その詳細については、現場の職員はまったくしらされてい ないとのことでした。ワーカーズコープは、働くものすべてが出資して、一緒に経営にも参加する組織です。このような経営状態などについて、まったく知らさ れていないのでは、組織原則を逸脱しています。

組合側は今後、より詳細な財務諸表を提出するように要求する、とのことでした。

■他のワーカーズコープに対しても迷惑なセンター事業団
なお、センター事業団、あいち労協など、県内労協が集まり、25日、集会を行ったそうです。その会場近くで、組合側は抗議行動を行いました。参加した組合員によると、ビラの受け取りは良かった、ということです。

労組の人によれば、今回の事件の相手である、ワーカーズコープ・センター事業団と、ワーカーブコープ・あいち労協、ワーカーズコープ・高齢者協とは「ワーカーズコープという方式」がたまたま同じだけで、本来的には別のものである、とのことでした。

25日の集会でも、ビラの受け取りが大変よい、ということからもわかるように、[あいち労協、高齢者協の人たちは、もともと市民運動などにも理解があ り、かつ「協同労働」を、本来の意味で実現しようとしている人たちが、多いのではないか?すべてをみたわけではないが、センター事業団よりは、良心的な人 たちが、多い気がする」、と組合関係者は語っています。

センター事業団当局は、不安を感じている労働者に対しても、また、名古屋市民に対しても、説明責任をはたすべきでしょう。

そしてなにより、ワーカーズコープ・センター事業団の引き起こした不祥事により、「ワーカーズコープ」全体の評判を落としたことにたいして、センター事 業団以外の、誠実に協同労働を目指している「ほかのワーカーズコープの仲間」にたいしても、この事件、とくに「脳内出向」事件や、仕事がなくて帰ってきた Yさんに、NPOセンター所長・松垣芳信さんが「あなたの主観でしょ」などど暴言を言ったことにたいして、責任をとるべきです。

注:「ワーカーズコープ」は「労働者協同組合」という「スタイル(運営方式)」で運営される団体を指す一般名詞です。

今回の事件における「NPO法人ワーカーズコープ」は、業界では一般的に「センター事業団」とよばれているところですが、全国には「センター事業団」以 外の「ワーカーズコープ(労働者協同組合)」が、たくさん存在しており、そのおおくは、地域で活動する事業規模の小さなものです。「センター事業団 (NPO法人ワーカーズコープ)」の規模は、全国組織だけあって大きく、日本全国にある「ワーカーズコープ(一般名詞)」の、およそ4割ほどの規模を占め る組織です。

◇ ◇ ◇

労働者と向き合う態度が欠けているのでは?

http://www.news.janjan.jp/living/0901/0901215849/1.php
ワーカーズコープが労働者代表選挙結果を改ざん? なごやボランティア・NPOセンター
上記に投稿されたコメント

上田仁
2009/01/24

経営側から「『お前たちのせいで、就業規則や36協定が遅れている』と『抗議』」とのことですが、労使の間の信頼関係が無ければ労働者過半数代表の意見 を付記しての就業規則届出や36協定の締結など、まさに絵に描いたぼた餅です。労働者過半数代表選出の会議で、労働組合の委員長に対して「出て行け」と は、そもそもワーカーズコープの経営側に、ひとりひとりの労働者と真摯に向き合おうとの態度が欠けているのではないでしょうか。
あげくのはてに、暴力行為のでっちあげと票数改竄とは、これでは公正な労働者代表選出が行なわれているのかどうか、どこぞの独裁国家のお手盛 り選挙のようです。全国の事業所からの職員派遣も、なにやら、どこかで聞いた「住民票移動」を思わせます。いっそのこと、選挙監視団でも名古屋市に派遣し てもらったらいかがなものでしょうか。

ワーカーズコープが労働者代表選挙結果を改ざん? なごやボランティア・NPOセンター

http://www.news.janjan.jp/living/0901/0901215849/1.php

2009/01/23
なごや・ボランティアNPOセンターでは昨年から新たに指定管理者となったワーカーズコープ(労協センター事業団)による様々な問題が生じています。いず れも労働者の味方であるはずの組織がやってはいけないことですが、今度は、この1月11日に強行された労働者代表選挙の結果を改ざんしたのではないかとい う疑惑が持ち上がりました。
なごや・ボランティアNPOセンターでは昨年から新たに指定管理者となったワーカーズコープ(労協センター事業団)が、いわ ゆるKY解雇事件、労組の柴田太陽委員長へのいやがらせ、いったんは常勤化を約束したYさんのシフト削減、さらにはYさんに架空の出向斡旋をするなど、不 誠実な対応が続いています。

さらに今年に入ってからは、当局に都合のよい就業規則(実は作成か、改訂かという基本的事実すらも、当局は曖昧にしている)を通すため、全国から集めた「本部事務局員」7人を参加させた労働者代表選挙を1月11日、強行しました。

参照:
ワーカーズコープ 労働者代表選挙に介入? なごや・ボランティアNPOセンター

ところが今度は、その選挙結果が改ざんされたのではないかという疑惑が持ち上がりました。

■「労働者代表選挙」強行するも目的果たせず
この選挙で当局は、労組側に発言や立候補、候補者推薦の隙さえ与えずに投票を強行しました。しかもその過程では、抗議をする柴田委員長に対してわざとぶ つかりながら転び、「暴力だ」と言い出したり「バカヤロー」などとの暴言を吐いたりしています。そこまでした当局でしたが結果は、

当局派の候補者Aに、4票
当局派の候補者Bに、2票

となり、結局「労働者代表」=当局派Aは、全体の4分の1の支持しか得られないという「惨敗」ぶりでした。

■まさかの「選挙結果改ざん」で職員の度肝を抜いた当局
さらにワーカーズコープ当局は20日になり、職員(労組員)たちの度肝を抜く行動に出ました。この日当局は、選挙の議事録を職員に配布したのですが、その議事録が事実と異なっており、特に選挙結果が以下のように変わっていたのです。

当局派候補者A、9票
当局派候補者B、1票

なんと、当局派候補の得票数が倍以上になりました。

当局側の文書によれば「労組の人間の妨害により進行できないので議長(議長選出の経緯も不明)の林幹則さんが皆の意見を個別に聞いて労働者代表を選出することを宣言して閉会した」とあるのですが、上にも書いたとおり、これは事実と異なります。

なお、勝手に議長として「労働者代表選出」を強行した『林幹則』さんは、12月にやってきた本部からの『増援組』の一人で、ワーカーズコープ・センター 事業団香川事業所長という肩書きをもっており、柴田委員長にわざとぶつかって「暴力だ」と因縁をつけてきた人だそうです。

ワーカーズコープ=センター事業団は、過去にもこのように「当局派」を大量に送り込む物量作戦で労組や労災を握りつぶしてきた、といううわさがあります。林さんも、このような事態に対処するための、専門の『実行部隊』の一人なのかもしれません。

さらに問題なのは投票数の増減です。

ワーカーズコープ当局側は、事前に白紙委任状を集めたりしていたのでしょうか? 「白紙委任状」を集めていたなら、それを選挙の際、皆に見せるなり、議 長が「出席者何人、委任状何人」と、発表するなりしなければなりませんでしたが、そうした事実はないそうです。それどころか誰が『職員』なのかについてさ え、一切説明が無く、名簿も見せられなかったとのことでした。

しかも、得票数9となった候補者A以外にも、候補者Bに投票した人が2名いたのは投票者全員が目撃していますし、当日、当局側が発表していることでもあるのです。それを当局は、今度は1票と発表しています。この点は明らかに改ざんと言えるのではないでしょうか。

■混乱を労組員に転嫁し「会議出席禁止」
しかも当局は、議事録において「この日の会議は労組の人間により妨害をされたので、成立しませんでした。以後は会議への参加を禁止します」などの「抗議」を、「理事長・永戸祐三」名で出してきました。

しかし実際には「当局派」こそが、労組との話し合いを拒否し続けている当局に抗議をしていた柴田委員長に対して、「柴田君に出て行ってほしい人」などと 提案し、いっせいに手を挙げて「みんな出で行ってほしいといっています」などする締め出し行為を繰り返していたのです。そこで指揮をとっていた人は、専務 理事の田中洋子さんで、その場にいた人の話では、会議は「荒れた学級委員会のようだった」とのことでした。

さらに当局は、Yさんと柴田委員長に対して「お前たちのせいで、就業規則や36協定が遅れている」と「抗議」をした上で、職場での会議への参加を禁止す る、反省文を出せ、と通告しています。そもそも存在しない『誓約書』に従え、などという意味不明のことすら言い出しているそうです。

しかし『職場での会議』は、ワーカーズコープの組合員(会社法における『社員』=株主と同等の意味)の権利として、ワーカーズコープの定款などにも明記されています。その会議からの排除を、一方的に通告してきたのです。

これまでも当局側は、労組員を、会議から再三排除しようとして来ましたが、『ワーカーズコープの理念』にも、組合員としての権利であると明記されていま すので、ワーカーズコープ=センター事業団が、ほんとうに『ワーカーズコープ(労協)』であるならば、排除してはいけないのです。

しかもその『会議』も、業務なのか、そうでないのか曖昧なまま「トヨタのQCサークル」のような状態で続けられているもので、仮に「業務命令」として排除するとなると、過去にさかのぼって「業務」としての残業代を支給しなければならなくなります。

ともかく柴田委員長もYさんも、労働内容は正規職員と同じであるにもかかわらず、低い時給で働いている立場ですが、いずれも5万円の出資をしている立派 な『組合員』なのです。しかし当局は、彼も出資金を出している『仲間の一人』であるということは、全く念頭に無いようです。

■紛糾の責任は当局にあるのでは?
そもそも現在「なごや・ボランティアNPOセンター」で起こっている混乱は、当局が、指定管理者取得の計画のずさんさからきているミスを現場に転嫁し、 Nさんを不当解雇したことや、Yさんに常勤化を約束しながら反故にし、さらに「あいち労協」への出向話をでっちあげる、など不誠実な対応をとってきたこと が原因で起こったことです。

特にNさんを解雇した根拠となった『就業規則』は、これまでに存在したのでしょうか?労組は一貫して『今回の就業規則の一件は、作成なのか変更なのか (手続きが異なります)』という質問をしていますが、何一つ回答はありません。それらの問題を棚に上げ、混乱の責任を労組に転嫁する当局は、無責任ではな いでしょうか?

反省をする必要があるのは、当局側であり、文書の名義人である理事長・永戸祐三さんです(本当にご当人が書いているのかは、疑わしいのですが)。それとも当局は「毒を食らわば、皿まで」と「嘘の上塗り」を続けるのでしょうか? 事態は重大局面を迎えつつあります。

◇ ◇ ◇

パートタイム労働法の「正社員への転換進措置義務」は?

http://www.news.janjan.jp/living/0812/0812223962/1.php
「今度は実体のない出向斡旋 依然不誠実な『なごやボランティア・NPOセンター』の対応」
上記に投稿されたコメント

上田仁
2009/01/14

どうも、なごやボランティア・NPOセンターでの事件の経緯を見ていると、2008年4月1日施行の改定「パートタイム労働法」のからみも気になってきます。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2007/06/tp0605-1b.html

改定同法第12条によれば、事業主たる「NPOワーカーズコープ」は本部職員の大量移動やYさんへの偽装出向斡旋の前に、そもそもYさんに正職員化の申出をするべきです。

そもそも、Yさん自身が以前に経営側から申し入れのあった正職員化に同意して身辺整理を行なったのに、それが実施されないので労働紛争が長期化しているのですよね。

どうも、この団体は一体何を考えているのか、理解に苦しみます。一般社会から閉鎖されて自分達の内部ルールだけで動いている印象です。「民主主義はNPOワーカーズコープの門前で立ち止まる」といったところでしょうか。

同法第12条
事業主は、通常の労働者への転換を推進するため、その雇用する短時間労働者について、次の各号のいずれかの措置を講じなければならない。
一 通常の労働者の募集を行う場合において、当該募集に係る事業所に掲示すること等により、その者が従事すべき業務の内容、賃金、労働時間その他の当該募集に係る事項を当該事業所において雇用する短時間労働者に周知すること。
二 通常の労働者の配置を新たに行う場合において、当該配置の希望を申し出る機会を当該配置に係る事業所において雇用する短時間労働者に対して与えること。
三 一定の資格を有する短時間労働者を対象とした通常の労働者への転換のための試験制度を設けることその他の通常の労働者への転換を推進するための措置を講ずること。

ワーカーズコープさん、組合潰しはもうヤメテ!!

https://laidlaw2000.wordpress.com/2009/01/14/

管理人
2008年1月14日

管理人: 1月14日付けの記事「ワーカーズコープ 労働者代表選挙に介入? なごや・ボランティアNPOセンター」に掲載の、「自治労ワーカーズコープ職員ユニオン」発行のビラの文章をテキストに落としました。

ワーカーズコープさん、組合潰しはもうヤメテ!!
嗚呼!!無残!!踏みにじられる労働者協同組合の理念!!
突然始まった、全国からの人員大量投入。
狙いは数合わせの「多数派工作」か?
増派で「管理職」が半数以上に!
労組委員長は外しての「労働者代表選出」選挙という茶番!
なごやボランティア・NPOセンター 労使関係は泥沼へ

●突然の大量増員
KY解雇事件、非常勤のシフト削減、脳内出向など、いまや「不当労働行為のデパート」となっている特定非営利活動法人ワーカーズコープ(「なごやボランティア・NPOセンター」指定管理者)は、派遣切りの失業者が町中にひしめく2008年末、ついになりふりかまわぬ組合潰しを開始した。11月30日、なごやボランティア・NPOセンター(以下「センター」)の職員会議において、センター所長松垣氏は、12月1日より、新たに「本部」から7名ほどの人員が「応援」のために着任すると説明。12月1日より職員が投入され、結局は7人もの職員が増える結果に(以前は10名)。
8月以来、「非常事態宣言」なるものを発令し「所長独裁」を宣言してきた松垣氏、「労使関係の正常化」は無視、今度は何事が始まるのかと、非常にキナ臭い空気が漂っていた・・・・・。

●またも!繰り返される、労組委員長を外しての「労働者代表選出」~数の論理で組合潰し!
そんな中12月21日、松垣氏は、就業規則及び36協定を成立させ、労基署に届け出る必要があるので、労働基準法の定めに従って労働者代表選出の手続きを行なうと、言い出した。選挙は12月23日に行なわれるとのことであったが、ナントこの選挙、労組委員長柴田が勤務のない隙を狙って強行しようとしたのだ。突然の大量増員を行い、その直後の性急な労働者代表選出。これでは、柴田の代表選出阻止を狙った、あまりにあからさまな「組合潰し」ではないか! 金と数に物を言わせての多数派工作、委員長の居ない間の強引な選挙!!これが「労働者協同組合」の看板を掲げる団体のすることか!
しかもこの委員長の選挙からの不当排除、実はこれが初めてではないのである。松垣氏は以前、8月25日に就業規則の改定をしようとしたことがある。その際にも松垣氏は柴田委員長に対し、同日から28日までの自宅待機を命じ、労働者代表選出手続きからの排除を行なったのであった。当労組は、8月26日即日抗議をしたが、それにしてもワーカーズコープ、全く懲りていないと言わざるを得ない。

●就業規則や36協定の前に 置き去りのままの信頼関係
しかしそもそも、センターの実態は、就業規則がどうのという以前の段階である。
平成20年5月2日、ワーカーズコープは、職員に周知どころか、その存在すら知らされていないにも関わらず、「就業規則第69条第5項」なる条文を根拠に当労組組合員Nさんを不当に解雇した。(その後当労組との団交により回顧は撤回。)さらに、これは後日明らかになったことであるが、その就業規則には続きがあって、「除名処分は、各職場、各事業所で十分な議論の及び大多数の同意を得た上で、」(同就業規則第72条)「事前に弁明の機会を与え」、「総会において3分の2の以上の議決」が必要であるという条文があったのである。こういった条項は隠されたまま、Nさんは一方的に解雇されたのであった。その後もワーカーズコープは、就業規則を職員に周知もせず、その不当な手続きについての原因究明や責任の所在について、全く明らかにしていない。そうしたところに8月、そして今回12月、松垣氏は「就業規則をつくる」などと言っているのである。果たしてワーカーズコープの言う就業規則は、新しく 「作成」 するものなのか、それとも 「変更」 なのか。この両者は法的な手続きは異なるのだが・・・ 本当に頭を抱えたくなるというのが現実だ。

● 北は東北、南は九州から動員の「全国事務局員」 無賃で違法残業の悲哀
実は今回、全国から動員された職員たち、彼らは「全国事務局員」といい、現場の事業所採用の職員とは違う、本部採用の職員である。賃金体系も異なり移動もある。つまり「エリート職員」なのだが、その内実はとても厳しいようだ。
「ウチは残業代なんてでたことないうよ」などと呟くAさん。北は東北、南は九州、四国など、かなりの遠方から赴任してきたという。しかも家族を残しての単身赴任。中には引っ越しもこれからという職員もいる。一体労働者の生活をどう考えているのか。とんでもない人の使い方である。
一体彼らの交通費、引っ越し費用、人件費など、この度の動員にかかった費用はどれほどになるだろうか。エリート職員の生活を犠牲にして「組合潰し」に走るなど言語道断、まずは非常勤職員Yさんに対して未払い賃金を払い、就労保証するのが筋ではないのか。一連の組合つぶしにかかる費用は、Yさんを常勤化した場合の数十倍かかるのだ。今やワーカーズコープの信用は、とことん失墜してしまったと言わざるを得ない。
これ以上、言葉も見当たらない。ワーカーズコープは組合潰しをやめ、一刻も早く現場職員の信頼の回復に努めるべきである。また、真摯に当組合と話合いをするべきである。
「労働者協同組合」の真偽が問われていると言っても、過言ではない。

自治労ワーカーズコープ職員ユニオン
別名【名古屋イキナリ労組】
電話 070-5455-6323
〒456-0002名古屋市熱田区金山町1-14-8
FAX: 052-678-3123 全労災金山館内
E-mail: nagoyaikinari(@)yahoo.co.jp
blog: http://blogs.yahoo.co.jp/nagoyaikinari

ワーカーズコープ 労働者代表選挙に介入? なごや・ボランティアNPOセンター

http://www.news.janjan.jp/living/0901/0901125227/1.php

2009/01/14
指定管理者の「NPO法人ワーカーズコープ(労協センター事業団)」による職員への様々な圧力や杜撰な運営が問題となっている「なごやボランティア・ NPOセンター」で、今度は本部から職員を派遣し多数派となることで労働者代表選挙に介入していることが明らかになりました。自分たちに都合の良い就業規 則を押しつけようとするためであると考えられます。

なごやボランティア・NPOセンターでは、指定管理者の「NPO法人ワーカーズコー プ(労協センター事業団)」が、KY解雇事件やイキナリ労組(現・自治労ワーカーズコープ職員ユニオン)の柴田太陽委員長へのいやがらせ、さらにはYさん への約束違反、講座参加者人数の水増しなど、問題を起こし続けています。

そのワーカーズコープが今度は「労働者代表選挙」に介入し、当局の思いのままに就業規則を作成しようとする、という事件を引き起こしました。

労働基準法によれば、常時10人以上の労働者を使用する使用者は就業規則を作成し、労働者の代表(当該事業所の労働者の過半数で構成された労働組合また は過半数労働者から選任された代表者)の意見を聴いて、所轄労働基準監督署に労働者代表の意見書を添付して届け出ることを義務付けられています(労働基準 法・第89条、第90条)。

参照:
労働基準法 第九章 就業規則(法令データ提供システム)

■職員締め付けへ、「NPOセンター専用」就業規則案準備
これまでワーカーズコープ当局は、NPOセンター職員に対する締め付けを強化するため、何度となく就業規則の改定を強行しようとしてきました。例えば 「インターネットで、仕事に関係することを発信してはいけない」などの内容です。いわゆるKY解雇事件などが、インターネットで報道されたことについての 警戒からでしょう。

しかしこれまでは、当局が改定を提案するたびに組合側が反発し、先延ばしにしてきました。もちろん、そんな改定をしても、わたしのような外部者が発信することは全く規制できないのですが、職員への心理的圧迫にはなります。

そうしたなか、ついに1月11日、NPOセンターに勤務する労働者が規則改定で当局と協議する労働者の代表者を選ぶ選挙が行われました。今回、とうとう 強行された背景には、センター事業団から新たに多くの「本部事務局員」(民間や役所における管理職)が着任したことで、職員が10名を超え、就業規則作成 の法的な義務が生じた、ということがあります。今までは、職員数は10名未満でしたから、そもそも事業所としての就業規則作成の義務はなく、当局側も本気 ではなかったようなのです。

ワーカーズコープ 労働者代表選挙に介入? なごや・ボランティアNPOセンター | <center>ワーカーズコープ当局による「組合潰し」を伝える組合側のビラ</center>

ワーカーズコープ当局による「組合潰し」を伝える組合側のビラ

現在、職場は「一般職員(労組員含む)」が8人、「本部事務局員」が9人という、異常事態になっているのですが、 ワーカーズコープ当局は、彼らを「NPOセンター職員のスキルアップのために派遣した」という報告を名古屋市にしています。しかし実際には、彼ら「本部事 務局員」には、まったくといっていいほどNPOや市民活動の経験はありません。主に、研修と称した「水増し講座」への参加や、「営業」と称した「ワーカー ズコープ」の宣伝に走り回っているのが実情です。

一般職員の間では労組員が過半数を一応占めていますから、この行動は、明らかに「労働組合つぶし」であると言えるでしょう。

本筋から言えば「本部事務局員」を除いたセンター職員を「労働者」とみなし、その過半数を代表する労組の柴田委員長が当局と就業規則について交渉すれば 済む話です。だがそれでは、当局側が狙う就業規則改定は難しいと考えたのでしょう、「本部事務局員も含む過半数の代表者」と協議するという姿勢をワーカー ズコープ当局はとっています。

そして、その事務局員も含む会議で労働者代表を選出することを「強行」しようとしたのです。それにより「当局派」の「労働者代表」と協議して、当局に都合が良い就業規則にしようとしたのです。

■わずか4分の1の信任で「代表選出」
「当局派」=本部事務局員らは、労働者代表選挙の投票権は、「本部事務局員」たちも含むと強弁し、この「当局派」の人を候補者として提案しました。

一般職員(労働組合員)らも、別の候補者を提案しようとしたのですが、「当局派」は労働組合員側に対して、立候補も推薦も許さず、発言する隙も与えず、「当局派」の人だけを候補者とする選挙を強行しました。

「当局派」は「柴田に会議から出でいってほしい人!」といって、「当局派」だけで手を上げる。挙句の果てには、柴田委員長にわざとぶつかって、大げさに よろけて見せて、転んで「暴力だ」などと言いがかりをつける「転び公妨」(昔、学生運動活動家に公安刑事がわざと転びながらぶつかって、「公務執行妨害 だ」と言いがかりをつけて逮捕していた。) ならぬ「転び暴害」をしたりするなど、まるで荒れた小学校の学級会のようだったそうです。

「選挙」の結果ですが、そこまでしても「当局派」の候補者はわずか4票しか獲得できませんでした。他は2名が他の人の名前を書き、過半数の労働者は棄権、という状態でした。

■そもそも「作成」?「改定」? 不明な当局の意図
ワーカーズコープ側は、16人中わずか4人の信任しか得ていない「当局派」の人を「労働者代表」としてこの人から形だけ意見を聴取して、就業規則を改定 する構えを見せています。しかしそれで職員は納得するでしょうか? 職場がバラバラになってしまうのではないでしょうか?

NPOセンターの運営のために名古屋市からもらった予算はわずかに2,800万円。それなのに「えらい人」の給料だけで、月に数百万は吹き飛び、この予算ではとても足りない状態です。

またワーカーズコープ側は名古屋市に対して「本部事務局員」がいることついては「あくまで臨時の措置」であると報告しています。この点からもこの人たちには「労働者代表」選出選挙の投票権はないと言えるでしょう。

しかも組合側の追及に対し当局側は、これから行おうとしていることが「就業規則の改定」なのか「新規作成」なのかについてさえ、はっきり回答していな かったそうです。KY解雇事件ではNさんが一度は解雇を言い渡されたのですが、実はその法的根拠となるべき就業規則がこのNPOセンターであったかどうか は明らかではないのです。

■「当局派」も士気低く職場はボロボロ
それにしても、当局派であるはずの本部事務局員が8人もいたのに、「当局派」の候補者は、わずか4票しか獲得できなかったのです。これは「当局派」の士 気が低い証拠です。自分が何のために送り込まれたのか分かっていないような人もいるのでしょう。ワーカーズコープと職員の間だけでなく、ワーカーズコープ と「当局派」の人たちの間も溝があるようです。

みなさんもご自分の職場で、役員と中間管理職と一般社員で、全然違うことを考えていたら、うまくいかない、しまいには倒産してしまう、ということは、すぐ想像がつくと思います。今のNPOセンターはまさにそのような状態です。

今のワーカーズコープは、もはや、このNPOセンターを職場として成り立たないようにしてしまっているのではないでしょうか?

■組織の基本に立ち返れ
そもそも、このように経営者が、労働者の代表の選出に介入することは不当労働行為です。今回の選挙結果は無効であり、すぐに撤回されるべきです。ワー カーズコープは「職員内部で、大事な情報や問題意識を共有化する」という「組織運営の基本中の基本」からやりなおすべきではないでしょうか?

◇ ◇ ◇


Yさんが心配

http://www.news.janjan.jp/area/0812/0811292477/1.php
「なごやボランティア・NPOセンター」依然、経営側の暴走続く
上記に対する投稿

しょうわっこ
2009/01/13

不安定な労働では
メンタルにも悪影響があり、
病気も治りにくくなります。
心配しています。おだいじに。

ワーカーズコープさん、不誠実もいい加減にして下さい! これじゃカニコー状態だよ・・・

https://laidlaw2000.wordpress.com/2008/12/26/

管理人
2008年1月11日

管理人: 12月26日付けの記事「今度は実体のない出向斡旋 依然不誠実な「なごやボランティア・NPOセンター」の対応」に掲載の、「自治労ワーカーズコープ職員ユニオン」発行のビラの文章をテキストに落としました。誤字もそのまま引用しています。

今度は実体のない出向斡旋 依然不誠実な「なごやボランティア・NPOセンター」の対応 | <center>今回の架空出向斡旋を「脳内出向」と批判する組合側のビラ</center>今度は実体のない出向斡旋 依然不誠実な「なごやボランティア・NPOセンター」の対応 | <center>今回の架空出向斡旋を「脳内出向」と批判する組合側のビラ</center>

えっ、仕事の面接のはずが・・・
出向なんて、ウソばっかり!
キミには仕事はないよ。
またまたまたまた、また、伏見NPOセンターで大珍事!!!
脳内出向を斡旋?!
っていうか、そもそも常勤って言ったのに・・・
ワーカーズコープさん、不誠実もいい加減にして下さい!
これじゃカニコー状態だよ・・・

KY(空気読めない)解雇事件が発生し、所長独裁による異常事態が続く名古屋氏の公共施設、なごやボランティア・NPOセンター(NPO法人ワーカーズコープが指定管理者)で、またまたまたまた、とんでもない事件が起きている。

●前回までのあらすじ
いずれは常勤と言う契約で雇用された非常勤職員Yさん(現在は時給850円)が、8月初頭「8月15日から常勤で」といわれながらも、9月にはシフト半減、給与は生活保護基準以下に、家賃は滞納、病院もいけず、糖尿病も悪化、Yさんの生活は破綻しつつある。さらにワーカーズコープは、本部より大量の人員を投入。その経費は、おおまかに見積もっても、Yさんを常勤で雇った場合の数十倍である。

●そもそも常勤と言う話だったのだが—-。あいち労協へ出向と言うので・・・
そんな状態を長く放置したあと、ワーカーズコープ専務理事坂林氏哲雄氏の「道義的にも責任を感じている」(9月17日、団交での発言)との発言を受けてか、使用者側から、減らされた日数分を「あいち労協」で出向してはとの提案があった。
「あいち労協」は、NPO法人ワーカーっズコープとは全くの別の組織。ワーカーズコープ東海開発本部長川辺晃司氏によれば、先方では既に仕事が用意されている、とのことだったので12月10日、Yさんは藁にもすがる思いで面接に向かった。

●待っていたあんまりに酷い仕打ち - 「労働者協同組合」の理念が泣いている」-
当初の話しとは随分違うものの、これで、まともな仕事ができると面接に向かった彼を待ち受けていたのは・・・
あいち労協の担当者は、今回の事件の経緯などを丁寧に聞いてくれたものの、結果としては仕事はなかった。しかも、仕事がない旨は、再三、NPO法人ワーカーズコープにも伝えたとのことだった。最初から仕事はなかったのに、Yさんは面接に行かされたのである。これでは、あいち労協にとっても、甚だ迷惑な話に違いない。

●そしてYさんを待っていた更なる仕打ち。
そもそもワーカーズコープからの提案であるはずの、あいち労協での出向。その話が、架空のものであったのである。さらに、あいち労協で仕事がないと説明されたYさんは、その直後、上司である、なごやボランティアNPOセンター所長の松垣芳伸氏を訪れ、事情の説明を求めようとしたところ、「それはあなたの主観でしょ」などと意味不明のことを言われたのであった。仕事があると言われて面接に言ったら、実は仕事がなかったという事実を、どのような理解をすれば「主観の問題」にすり替えられるのだろうか?
改めてその後、Yさんはワーカーズコープ東海開発本部長・川辺晃司氏に、架空の出向話し(ママ)の経緯、松垣氏の対応について抗議をしあが、松垣氏からの謝罪の言葉は、今に至るまで、一切ない。

●一刻も速い「ボランティア・NPOセンター」の人間性回復を!
このような人権侵害をそのままにして、どうやってボランティアやNPO活動の支援拠点をつくれるのか。ワーカーズコープ代表理事永戸祐三氏及び、なごやボランティア・NPOセンター所長、松垣芳伸氏は、今回の事件の経緯と責任を明らかにし、Yさんに謝罪するべきである。
私達自治労ワーカーズコープ職員ユニオンは、Yさんに対する契約の履行を求めるとともに、ボランティアセンターを一日も早く、正常な職場としてゆくために、断固として闘っていくつもりである。全ての志ある人の協力を願いたい

自治労ワーカーズコープ職員ユニオン
別名【名古屋イキナリ労組】
電話 070-5455-6323
〒456-0002名古屋市熱田区金山町1-14-8
FAX: 052-678-3123 全労災金山館内
E-mail: nagoyaikinari(@)yahoo.co.jp
blog: http://blogs.yahoo.co.jp/nagoyaikinari

より詳しくは『KY 解雇』『KY 労協』で検索を!!

内部告発で「講座参加者数水増し」が露見、逆切れする幹部―なごや・ボランティアNPOセンター

http://www.news.janjan.jp/living/0901/0901084960/1.php

2009/01/09
KY解雇などで揺れるなごやボランティア・NPOセンター。2008年末、今度は指定管理者NPO法人ワーカーズコープが職員に指示して公開講座の参加人 数の水増しをしていることが発覚したそうです。ワーカーズコープが労組つぶしに躍起になる背景には、この受託を契機に、東海地方の公共施設部門への進出を 図る、という戦略があるようです。
前回記事でもお伝えしたように、なごやボランティア・NPOセンターを運営するNPO法人ワーカーズコープ(労協センター事業団)の問題は、経営側の暴走が続いたまま、年越ししてしまいました。

参照:
なごやボランティア・NPOセンター、経営側の暴走のまま年越し

そして1月2日から3日にかけて名古屋入りしたわたしは、関係筋に取材した結果、さらに以下のような、あきれた実態を知りました。

■KY解雇を引き起こした大風呂敷
ワーカーズコープは2008年度(4月1日付け)に、指定管理者を受託したのですが、その際、2,800万円という低コストと、年間通じ毎月20時間以 上公開講座を開く、独自のSNSを立ち上げるなど、誰がどう見ても「大風呂敷」といえる事業計画を名古屋市に提出しています。

ですがそんなに頻繁に主催講座を開いても、簡単に人が集まるはずがありません。そして当然、名古屋市は「大風呂敷」を信用してワーカーズコープを指定管 理者に選定したのですから、その履行を迫ります。しかし「大風呂敷」の存在を、ワーカーズコープ上層部は、NPOセンターの職員に、まったく説明をしてい ませんでした。このため、NPOセンターの職員には「市職員が、実現不可能な、無茶な要求をしている」ように見えたのです。

そしてNPOセンターの職員が「実現不能だ」と、市職員に反論したことに対して、ワーカーズコープは「くさいものにフタ」をするかの如く不当解雇を行いました。

その後、NPOセンターの職員には、名古屋市の職員と話をするな、市の職員が色々と文句を言っている、と取り繕い、市の職員には、その逆のことを説明していたようです。

■2008年末に発覚 公開講座に職員参加させ利用者水増し

参照:
なごやボランティア・NPOセンター主催事業のご案内(なごやボランティア・NPOセンター)

上記予定表を見ても分かるように、1月から2月も「定数30名」の公開講座が計27回、ほぼ2日に1回のペースで行われます。

ですがこれらの講座には、一般参加者がほとんどないのが実態のようです。そこで、一人でも多く「参加者」を確保するため、普段は顔を見せない職員すらも総動員して、「研修」として講座に参加させていたそうです。

一方で労働組合員は(たとえ希望しても)「研修」に参加できず、「研修」のために人手不足となった職場をわずかな人員で運営する仕事をさせられるという、嫌がらせを受けました。

しかし一番損をするのは、NPOセンターを利用する市民です。部屋が自作自演の講座で「占拠」され、活動に支障が出ています。

このことが2008年末、ついに市役所側に発覚しました。関係筋の話によると「偽装講座」が行われている、という内部告発があったようで、市役所の職員が、迅速にセンターに確認に現れたと言います。

この日、受付にいたのは、ワーカーズコープ幹部が疎んじていた職員で、講座の参加者について問いただす市役所職員に対して「(講座参加者は)全員動員で す」と正直に答えてしまいました。労組員へのいやがらせが裏目に出てしまったのです。そして市役所職員が部屋に踏み込み、参加者が職員ばかりの「偽装」状 態を確認したそうです。

■内部告発に逆ギレ、査問を行ったワーカーズコープ幹部
そして事件後、ワーカーズコープ幹部は職員を集め「誰がばらしたのだ」と「査問」を開始しました。

「(内部告発は)全国の仲間の仕事を奪うことになるのだぞ」「こんなことをするやつは組織破壊者だ」「そのような人間には辞めてほしい」などと当り散らしたそうです。

「全国の仲間というけど、まずYさんが仕事を奪われて、むちゃくちゃな目にあっているのは、無視していいのか? ファシズムのようだ」と抗議した職員に 対しては、ワーカーズコープの幹部職員は「だまりなさい!!」「そんな職員は辞めなさい!!」と連呼し、まるで話し合える姿勢ではなかったそうです。

Yさんをかばうような発言が会議で出ても、すぐに押しつぶされるか、完全に無視されるそうです。

「公益通報者保護制度」もできているご時世です。仮にも「よい仕事」「人間らしい労働」などを掲げている労協の幹部が、Yさんの問題に対して、誠意ある対応を一切せず、「全国の仲間の仕事がかかっている」などと、ひとりよがりな正義を振りかざす姿勢は、許されません。

■「意識の上では労使関係はない」
ワーカーズコープ幹部は「労使関係は法的にはあるが、意識の上ではない」などと言い放っていたそうです。そしてワーカーズコープの主導権を握る理事の一 部は、自分が疎ましく思う労働者=出資者(=経営者)と話し合う姿勢を見せていません。その結果、民間企業でさえ考えられないような暴走が起きているので す。

Yさんが求めている「常勤化」は、月17万円程度の給料の仕事です。いまのYさんの給料が6万8,000円ですから、月あたり10万円程度の出費増にす ぎません。通常職員よりも高給の本部事務局員(35~40万円程度?)を、8人も転勤させて投入することによる経費は、月数百万円を超え、年間でも、名古 屋市からの委託料=2,800万円など軽くオーバーします。

ワーカーズコープが労組つぶしに躍起になる背景には、このなごやボランティア・NPOセンター受託を契機に、東海地方の公共施設部門への進出を図る、という戦略があるようです。

■問題を摩り替えず、素直に反省と体質改善を!
ワーカーズコープは問題を内輪でしか通用しない論理で摩り替えず、素直に誤りを認めるべきです。このままでは、社会的なニーズに応えようとして民主的に取り組んでいる、他の労協や起業組織にも大迷惑ではないでしょうか。

まずはYさんに対して率直に謝罪し、常勤にすべきです。そして、「大風呂敷」を率直に反省すべきです。重要な情報は、幹部職員も一般組合員も区別なく共有し、会議も民主的に運営すべきです。

「大きな堤防も。蟻の穴から崩れる」といいます。Yさんたちの争議活動は、ワーカーズコープという全国組織、あるいは、労働者共同法案という、大きな動きにたいする「蟻の一穴」になるのではないか、という気がしました。

◇ ◇ ◇

新春早々名古屋で「ハツモウデモ」―鍋サミットも開催

管理人: 記事中段にNPO法人ワーカーズコープに対する抗議行動の記載があります(太字:管理人)

http://www.news.janjan.jp/living/0901/0901050760/1.php

2009/01/06
年明け早々の1月2日、名古屋越冬が行われている西柳公園前を出発点として、大須観音に初詣に出かけるという「ハツモウデモ」が行われました。呼びかけたのはイキナリ労組(自治労・ワーカーズコープ職員ユニオン)委員長の柴田太陽さんです。
年明け早々の1月2日、名古屋越冬が行われている西柳公園前を出発点として、大須観音に初詣に出かけるという「ハツモウデモ」として「1.2、新春早々やっちゃえデモ」が行われました。主催者は、「1.2新春早々やっちゃえデモ実行委員会」です。

この実行委員会をイキナリ結成したのは、職場のなごやボランティアNPOセンターでKY解雇事件が発生した5月、不当解雇を目の当たりにして、その場で イキナリ労働組合を結成、全国組織の圧倒的な動員力を使った経営サイドによる度重なる不当労働攻撃を跳ね返しつつ、ヨロメキながらも闘争を貫徹して戦って いる、イキナリ労組(自治労・ワーカーズコープ職員ユニオン)委員長の柴田太陽さんです。

参照:
『KY解雇』が発生? 名古屋市の施設の指定管理者交代のその後

開催の趣旨は、派遣切りなどで社会情勢も悪化、格差は拡大、職を失った人たちには自己責任という罵声が浴びせられ、悲惨な事件も相次ぐ世の中。

さらには、柴田さんの職場も、人を人とも思わない全国組織による動員で人心は荒廃しきっている、という現実に対して、少しでも「楽しいこと。外に出てみようかなと思うこと」をしたかった、ということだそうです。

面白そうな話だったので、筆者も一緒にデモをすることにしました。なお、今回のデモ隊の出発地点は、越冬が行われている西柳公園(通称・オケラ公園)で すが、思いついたのが、イキナリで越冬直前であったため、笹島界隈で長年活動している人に相談をして、越冬実行委員会とは別に呼びかけた、とのことでし た。出発地を西柳公園にしたのは、越冬に便乗、というよりは、長年の越冬活動に敬意を表して、ということだそうです。

12時30分頃、出発会場である西柳公園の入り口、横断幕などが張られている場所に、すでに「ハツモウデモ」という、ヘンな企画に興味をもった、少しノリの良い人たちが集まっています。

顔ぶれは、名古屋のデモなどでいつも見かける楽器をもった人たち、越冬で活躍する支援の人、名古屋で「路上鍋」を開催している人たち、駅前で路上でお店を広げている若者、パンクな感じの人、自然農をやっている人……勿論、越冬に参加しているホームレスの仲間もいます。

今日は何人くるのかな……と思っていたところに、広島在住の、さとうしゅういち記者から「いま名古屋駅」との電話がありました。なんでも、時間が出来たので、ぜひ参加して取材したい、とのことで、かなり嬉しいハプニングでした。

参照:
生存権確立願い、名古屋で「初詣デモ」行われる

まだまだ出発には時間がありますが、楽器をもってきた人たちがセッションをしたり、鍋やオタマをもってきた人が、それを楽器にして歌ってみたりと、にぎやかになっています。なんだか、よくわからないが賑やかになったので、越冬に参加している仲間も覗きに来ます。

主催者の柴田さんが趣旨を説明。

「これから、初詣に出かけて、みんなで参拝しましょう。ついでにデモをしましょう。甘酒も用意しました。でも甘酒くらいしか出ないので、そんなに期待しないでください。面白そうだと思った人は、気軽に参加してください」

と呼びかけていました。

そうこうしていると、警備の警官の人たちがやってきましたが、人数は少なめです。全部で5人もいたでしょうか? 新春早々なので、あまり部下に仕事をさせたくなかったのか、ちょっと役職が上そうな人も来ていました。

デモの主催者が、なんだか新春早々、すいませんね~と挨拶、警察の人たちも、なんだか苦笑い気味のようでした。今回の企画は、結構ヘンな企画ですが、麻 生亭ツアーのときのように、コース上に機動隊が待ち伏せしていたり、私服警察が目に見えるようにウジャウジャ居る、というわけでもなく、なんだかホノボノ した感じになっています。

野宿の仲間の一人が「野宿者を利用するな! 参加したら何かあるのか?」と声をかけてくる、というハプニングもありましたが、これは、人を介した情報の伝わり方に誤解があったようで、主催者の柴田さんが趣旨を直接説明。

今回のものは、越冬を応援しようと思って企画したもので、炊き出しは無理ですが甘酒も出るよと説明したところ、とくに問題もなく収まったようです。

なんといいますか「こういう業界」では、噂が噂を呼んだり、違う話がごちゃ混ぜになったり、伝達されるうちに違う話になっていたりして、意味もなく対立や喧嘩があったり、それが主導権争いに利用される、ということが、かなり多いと思います。

それが嫌になって去ってゆく若い人も多いと思いますが、今回は柴田さんの対応もよかったせいか、とくにそういうことにも発展しなかったようですが、なかなか難しい問題だと思います。

そうしているうちに、次第に報道陣も集まってきて、主催者の柴田さんを囲んで、いろいろと取材をしはじめました。そして、準備がまったくできなくなる、 というハプニングも発生しました。どうも、自分の企画した、かなりいい加減な企画に、こんなに報道陣がくるとは思っていなかったようで、想定外のことだっ たようです。

柴田さんがマスコミ対応に追われている間、自分も含めた、当日初めて顔をあわせた人たちで、準備をなんとかやりました。ダンボールとブルーシートで出来 た「獅子舞」が疲労されたり、参加者の人が書初めを始めたり、便乗して演説をする人も現れて、会場は、なんだか混沌としていました。

そのうち、外国人の人たち、チラシと旗を付けた自転車、台車にデコレーションを付けた人などもやってきて、相当ヘンな集まりにてきあがっていきました。

もうそろそろ出発、という時間になっても、さとうしゅういち記者が現れません。電話をしてみると、なんでも会場の西柳公園に行こうとして、タクシーにのって、かえって道がわからなくなってしまった、とのことでした。

地図を掲載した下記記事でも紹介したとおり、西柳公園は、名古屋駅のスグ近くとはいうものの、非常にわかりにくい場所にあります。タクシーに乗ると、一方通行などもあり、かえって時間がかかってしまいます。

参照:
名古屋越冬・マスコミが大挙押しかけ『派遣切りの若者居ないか』かなり迷惑する現場

さとうしゅういち記者は、記事の地図をプリントアウトしてくるのを忘れたそうで、大変なことになってしまいました。なんとか、デモ隊の出発直前に、西柳公園に駆け込むことが出来ましたが、みなさんも、西柳公園に行きたいときは、気をつけましょう。

駆けつけてきた、さとうしゅういち記者に、ダンボール獅子舞の衣装をかぶせて先頭に押し出し、デモ隊は西柳公園前を出発しました。錦通り沿いに、西柳市場の脇をとおり、デモ隊は進みます。

西柳公園は、構想の入り口のスグ脇にあるのですが、新春のためか、車はあまり通っていません。ガランとした車道を、まばらな警察に守られつつ、自転車や台車を引いたヘンな一団が、楽器を鳴らしながら通り過ぎていきます。

統一したシュプレヒコールはなく、マイクを握った柴田さんが

「だい、だい、だいめーわーく、水際作戦だいめいわーく」

「どうなったぁー、どうなったー、小泉改革どぅなったぁー」などと、調子のよい音頭をとりながら歩きます。

その後を、鍋やフライパンをたたく人、ハーモニカを吹く人、自転車にラジカセを搭載した「サウンド自転車」を押す人などが続きます。

堀川をわたり、伏見に向かい始めると、けっこう風が強くなってきました。伏見が近づくと、人通りもやや多くなってきます。通行人の人たちは、新春早々出現した奇妙な一団をみて、驚いたり、携帯で写真を撮ったりしていました。

伏見の交差点を曲がると、KY解雇事件などで、柴田さんたち労組と経営者側が労使紛争を戦っている「なごやボランティア・NPOセンター」が見えてきました。センターに近づくと、柴田さんは口調を変えて、別のシュプレヒコールを行いました。

「なごやボランティア・NPOセンター所長・松垣芳伸は、不当労働行為をやめろー」

「NPO法人ワーカーズコープは、働くものの権利を尊重しろー」

このシュプレヒコールは、参加者の多くが一緒に叫んでいました。おそらくは近所に住んでいる人でしょう、犬を付けた奥様のような感じの人が(伏見地区は 都心部で家賃が高いのです)、新春早々のシュプレヒコールに驚きつつも、労働問題のコールだとわかってか、手を振ってくれたのが印象的でした。

なごやボランティアNPOセンターを超えると、スグに大須観音のあるエリアに入ります。大須観音の手前の歩道橋のある場所で、デモ隊は解散、甘酒を配って、それぞれ参拝をする予定でしたが、参加者もマスコミも一向に解散しません。

ここで問題が発覚、柴田さんが用意していた「甘酒」を、なんと会場に忘れてしまったとのことで、急遽取りに戻ることになりました。その間、マスコミの方と参加者はそれぞれに話をしています。

そんなに人数が多くはないとはいえ、こんなところに集まっていていいのかなー、と思いましたが、警察の人たちはすぐに帰ってしまって、怒られそうにもありません。

ですが、それでも通行の邪魔になりそうだったので、その場にいる人たちで相談して、近くの公園に移動、参拝後、仲間内で鍋をしたかったので、いろいろと用意してくれていた人がいたので、それに便乗して、鍋サミットに突入することになりました。

急遽、鍋サミットとなった会場は、大須演芸場の裏にある小さな公園で、なんでも古墳の一部(?)が残っているところ、のようでした。ここで、マスコミの 人たちも含めて一息つき、いろいろと話をしました。いろいろと話をきいてみると、参加者の中には、工場長をしていて、最近、部長に昇進したところ、1週間 ほどした頃に、昼休みから戻ってみると、会社が倒産していて、それ以来、無職の人。スリランカから出稼ぎにやってきて、もう10年以上になるが、ここしば らくまったく仕事がないので、お金がなくなる前に帰ることにした人。派遣労働で解雇されて、住むところがなくなってしまった人。10年以上も野宿をしてい て、いろいろと名古屋のことにも詳しいご老人。若い頃は公務員をしていた、ほとんどホームレス状態の人。そして、東京や広島からの参加者など、いろいろな 人がいることがわかりました。

また、取材にきていた報道陣のなかにも、実は派遣として仕事をしていて、いつ職を失うのかわからない。取材をしながら、本当はデモ隊の中にはいったほうがいいのではないか、と考えていた人もいたことがわかりました。この話には、参加者の多くもビックリしていたようです。

甘酒と鍋で温まったあとは、西柳公園に向けて、一緒にとぼとぼと歩いて帰りました。

生存権確立願い、名古屋で「初詣デモ」行われる

管理人: 記事中段にNPO法人ワーカーズコープに対する抗議行動の記載があります(太字:管理人)

http://www.news.janjan.jp/area/0901/0901034638/1.php

2009/01/05
1月2日、名古屋市で行われた「1.2 新春早々やっちゃえデモ」に参加しました。広島や岡山でも、大手企業の無責任な対応もあって失業者増大で惨状が広がっています。トヨタのお膝元・名古屋のそれも他人事ではないと感じました。
1月2日、名古屋市で行われた「1.2 新春早々やっちゃえデモ」に参加しました。わたしは、「準地元」岡山でも、12月28日から、元旦まで、炊き出しに参加させていただきました(関連記事)

広島や岡山でも、大手企業の無責任な対応もあって失業者増大で惨状が広がっています。トヨタのお膝元・名古屋のそれも他人事ではないと感じました。

まず、たちまちは目先、行政だけで対応できていない部分を補うため、支えあいに参加する。一方で、そして、デモに参加することで、「仕組みとして社会を変える」ことにも貢献できれば、と思っていました。

わたしは、12時半ころ、名古屋駅に到着。主催者のEsaman記者に電話を入れると、びっくりしていました。

■新人運転手に「名古屋の惨状」実感
ただ、途中で道に迷ってしまいました。そして、タクシーを拾ったのはいいのですが、ぜんぜん違うところに下ろされ、あせりまくりました。

その運転手さんは、どうも地図を見ながらの運転で、明らかに新人。身の上を聞くわけにはいきませんが、かなり高い確率で、最近の景気後退で失業され、タクシー会社に就職されたことが推察され、「名古屋の惨状」をいきなり実感させられました。

■いきなり手づくり獅子舞をかぶせられる!
デモの隊列には、外国人も若者も年配者もおられ、約30人が参加しました。わたしは、出発早々、いきなり、青いシートと、段ボールで作成した獅子舞を被せられました(笑)。

「お正月だから、獅子舞、ということで、誰かから借りようとしたが、借りることが出来ず、仕方が無いので、手近な材料で作りました」といいます。貧乏なら貧乏なりのやり方がある!それを実感しました。沿道の人も、気のせいかわたしにかなり注目していたように思えました。

そして、「最低賃金どうなった?」「水際作戦大迷惑!」「年金改悪大迷惑!」などとコールしながら名古屋市内を練り歩きました。

鐘や太鼓をたたきながらの手作りのデモでした。

■NPOセンター前では、ワーカーズコープに抗議!
デモ隊は、経営側の暴走が続くなごやNPOセンター前も通過しました。メンバーは、「松垣所長は、組合つぶしをやめろ!」「理事長は約束をまもれ!」と叫びました。

デモ隊が到着後、esaman記者が、なごやNPOセンターで年を越してしまった異常事態について報告しました(関連記事)

また、ロストジェネレーションを代表して、「氷河期世代ユニオン幹部」の方からも挨拶。

さらにわたしからは、広島から参加した動機について「広島人にとっても、名古屋の事態は他人事ではない。公務員の仕事は生存権を守ること。しかし、仕事 では行き届かない部分を炊き出し参加で正月返上で補ってきた。しかし、やはり、公務員が生存権を仕組みとして守る国にするため、デモに参加した」と訴えま した。

■多士済々の参加者
参加者は多士済々。

「部長に昇進した直後、会社がいきなり消滅した」という男性。なんと、「昼飯から帰ってきたら、会社が閉鎖され、消滅していた」という信じられない話でした。

「仕事が無くなったので、いったん帰国する」というスリランカ人労働者もおられました。彼は、スリランカ人労働者を組織し、名古屋での反貧困運動では中心的な役割を担っておられました。「世界中、大変だよ。このままでは、世界中で革命が起きるよ。」と「予言」しました。

■「厚生労働省陥落」の夜、「生存権確立元年」願い、大須観音へ
この後、デモ参加者一行は、大須観音に初詣を行いました。

この年末年始は、岡山での炊き出し、名古屋でのデモ参加、さらに越冬闘争支援と、「生存権確立」のため、自分で何ができるか、ということを念頭に置き、微力を尽くしたつもりです。

このころ、東京では「厚生労働省」が「陥落」しました。派遣村の労働者に講堂を開放したのです。

それ自体は「よいこと」ですが、そもそも、公務員は「仕組みとして国民の生存権を守る」ことが仕事です。講堂を開放せざるをえない、というのは結局「仕組みの破綻」なのであり、政治家や高級官僚は猛省すべきです。

地方は既に小泉時代から経済は悪かったのです。都会に働きに出る若者ら(年配者も実は多い)が増え、今回の局面でこういうことになったわけです。

「えらい人」が「東京」の「強者」しか見てこなかったつけが噴出したのです。現実が見えないまま戦争をはじめ、本土決戦直前まで戦争を続けた大日本帝国陸海軍とダブって見えます。

一年後には、自分が行政職員として、もっと「仕事として生存権を守れる仕組み」になっていることを観音様に願いました。3日午後、岡山での炊き出しに戻り、そして、5日からの仕事に戻りたいと思います。

なごやボランティア・NPOセンター、経営側の暴走のまま年越し

2009/01/04
なごやボランティア・NPOセンターを運営するNPO法人ワーカーズコープの暴走が相変わらず続いています。「年200回以上市民対象の講座を開く」と いう名古屋市に対する約束はとても実行できず、本部から「えらい人」を大量に送り込んで「組合潰し」に全力を挙げるありさまです。

なごやボランティア・NPOセンターは、2008年4月からNPO法人ワーカーズコープ(労協事センター事業団)が指定管理者となっています。職員(労 組員)は、「交流感電池」や、各種講座など、公務員ではやりにくいような面白い取り組みをしてきましたが、ワーカーズコープの暴走が続いていました。5月 には、いわゆるKY解雇事件、8月には労働組合(自治労ワーカーズコープ職員ユニオン)の柴田委員長への嫌がらせ問題が起きました。

さらに、非常勤職員のYさんに対して、「常勤にする」と約束しながら、あべこべに勤務日を減らし、生活保護水準も下回る10万円に月収を減らすという暴挙に出ていました。
「なごやボランティア・NPOセンター」依然、経営側の暴走続く

■月収6万8千円! 野宿者にも同情されるYさん
わたしは1月2日から3日、名古屋の越冬闘争支援や、デモ参加のため名古屋にいました。労働組合関係者にもお会いし、直接取材した結果、暴走がさらに加速したまま年を越していたことが分かりました。

まず、Yさんについてですが、1月は勤務日が減ったため、なんと月収は6万8千円。国民年金とさして変らない金額です。高齢者なら(小泉政権でかなり改悪されたとはいえ)医療などの優遇措置がありますが、若いYさんにはそれはありません。

最近では「野宿者の方に『おれたちより酷いな』と同情され、飴玉までもらってしまった。俺は糖尿病なのに。」と苦笑する状態だそうです。越冬闘争の現場では、炊き出しに野宿者に混じって並ぶYさんをお見かけし、痛々しかったです。
■「組合潰し」のために「えらい人」を大量に送り込む

さらに、センター事業団は、秋田や香川、北海道など全国各地から「本部事務局員=えらい人」7人をかき集め、昨年11月末、センターに「着任」させました。8月末から11月まではその人たちが名古屋に「出張」していたのですが、今度は「職員」としてきたのです。もともと、所長を除いて8人しか職員がいなかったセンターです。職員が倍増して、労働組合は職員の過半数を代表しなくなってしまい、経営者は就業規則の変更などやりたい放題できる、という狙いです。いまや、中里前所長、松垣現所長を含めた「えらい人」が9人、そうでない職員が8人という、異常事態になっています。現役で働いておられる皆さんは、ご自分の職場で「管理職9人、平職員8人」などという状況になったら、エエッと思いませんか?

その「えらい人」たちは機関紙やホームページ、講座などを担当しているのですが、慣れない仕事でうまくいかないようです。そして、「営業に行って来る」と称してワーカーズコープの宣伝をしていることも多いのです。

「えらい人」たちの今までのホテル代や新幹線代だけでも、大変な金額です。そもそも、センターの運営費は、名古屋市から年間2,800万円しか渡されて いません。今後、「えらい人」の給料だけで、年間数千万円はあっという間に吹っ飛ぶ状況です。これだけのお金があれば、Yさんを常勤職員にするなど余裕で 出来る話です。

■労組委員長不在の間に就業規則変更もくろむ
経営者側は昨年12月19日(金)の遅い時間に、突然、就業規則の変更を通告してきました。そして、21日(日)からそれを発効させる、と言い出したのです。

組合側が内部で協議して、例えば労基署に訴え出るなどする時間を与えない、というわけです。更に言えば、労組の柴田委員長は水曜日が次の出勤日です。 従って、委員長不在の間に通告して、就業規則の変更と言う既成事実を作ってしまおうというわけでした。結局は、組合側の抗議でつぶれたそうです。

■市・組合双方に情報を隠し、帳尻あわせ
また、経営側は、何か問題があると、労組員(職員)に対しては「市が悪い」と言い逃れし、「市とは話をしてはいけない」と連絡を取らせようとしないのです。市の担当者に対しては「労働組合が悪い」と言ってきたわけです。

あまりに状況がおかしいので、労組員が市の担当者と直接話したところ、以上のことが発覚したのです。家族同士の連絡を取らせない、というのは振り込め詐 欺の手口の一つですが、こうしたことが、一般職員と市の担当者に行き違いが置き、「KY解雇事件」の背景にもなった可能性があるそうです。

ワーカーズコープは市に対して、無謀にも「年200回以上市民対象の講座を開きます」と大見得を切っていました。それに加え、2,800万円という委託費の安さから、市側も、ワーカーズコープに指定管理者を切り替えたのだそうです。とんだ見込み違いでした。

わたしも、仕事で男女共同参画を担当し、プライベートでも活動をしているから分かりますが、この手のセンターで主催講座を「年間通じて毎月2回」できた 上等です。半月なんて、あっという間です。「公約」実現が危うくなった今、経営者は「センター職員10数名+一般市民1名」くらいの「公開講座」を連日開 催して、帳尻を合わせようと必死です。最近では、1人も一般参加者がいない講座もあるそうです。

■ワーカーズコープは体面よりも実質を!
ワーカーズコープは最悪の場合、指定管理者取り消しにもなりかねず、大きな汚点を残すのではないでしょうか? 情報を隠して表面的な「体面」を守ることに終始しています。そのためならお金をいくら掛けてもかまわないという「主客転倒」状況です。

NPO法人ワーカーズコープは、6割のシェアを占める業界最大手ですが、それ以外に真面目な労協はたくさんあります。それらの労協にも大迷惑です。

ワーカーズコープはYさんに謝罪し、常勤化の約束を履行すべきです。そして、スタッフと市民を大事にするような「実質」を充実させていただきたいと思います。受託から9ヶ月近くたって、それができないというのは大問題ではないでしょうか。

◇ ◇ ◇

今度は実体のない出向斡旋 依然不誠実な「なごやボランティア・NPOセンター」の対応

http://www.news.janjan.jp/living/0812/0812223962/1.php

2008/12/26
経営側の暴走が続くなごやボランティア・NPOセンターで、今度は実体のない出向斡旋が行われたということです。さらにこの斡旋については、センター事業団の上級幹部も知っていたという情報もあり、組織としての対応には疑問を感じます。
経営側の暴走が続くなごやボランティア・NPOセンター。12月20日から21日、組合関係者に取材した結果、事態は一ヶ月前に比べて、さらに悪化していることがわかりました。

前回の記事でもお伝えしたように、非常勤職員のYさんは、経営側から「8月15日から常勤として働いてもらうから」と経営者側から約束されていました 〔8月3日〕。しかし、約束の期日が来ても常勤にしてもらえず、逆に大幅に出勤日を減らされ、現在、以前の半分の10万円以下の月収を強いられて、既に 4ヶ月目に突入しています。家賃は滞納し、病院にも行けない状況です。

にもかかわらず経営側は、もともと10名もいない現場に、7名を超える大量の人員を全国から投入し、湯水のように資金を使い、Yさんと、それを支える組合を、叩き潰そうとしています。

そのYさんが、12月10日、奇妙な事件に遭遇していたのです。

今度は実体のない出向斡旋 依然不誠実な「なごやボランティア・NPOセンター」の対応 | <center>今回の架空出向斡旋を「脳内出向」と批判する組合側のビラ</center>

今回の架空出向斡旋を「脳内出向」と批判する組合側のビラ

■あいち労協を紹介される
常勤化を反故にされて、収入が減らされたYさんに対して、経営者側(NPO法人ワーカーズコープ)は、全く別組織の「あいち労協」に出向して、減らされ た分の仕事を補ったらどうかと提案してきたのです。先方との話はもうついていて、面接にいけば、働く場所と日時を決めてくるだけだ、とのことでした。

もちろん、Yさん側の要求は、当初の約束どおりの常勤化です。ですが、病気も著しく悪化しており、このままでは命すら危うい状況ですから、Yさんは常勤化は約束通りに履行してもらうことは要望しつつも、とりあえず、あいち労協に行って話しを聞いてみよう、と思いました。

「あいち労協」とは、愛知県で活躍する労働者協同組合です。「労働者協同組合」は「ワーカーズコープ」とも呼ばれ、働く人が共同出資をして、経営にも民 主的に参与して、自分たちの報酬や、労働条件、仕事の内容なども決めてゆく働き方です。「生協」などと違い根拠法が整備されておらず、いま国会で法制化が 進められています。

参照:
労働法軽視「偽装経営者」の温床になるか?市民会議提案の労協法案を考える
なぜ労働者協同組合か 行政の『安上がり』受け皿の危険―「協同労働の協同組合」法制化市民集会に参加して

なごやボランティアNPOセンターの指定管理を受注している「NPO法人ワーカーズコープ」というのは、別名「センター事業団」と呼ばれている、日本の 労働者協同組合の中でも最大の全国組織です。単に「ワーカーズコープ」と言った場合、固有名詞としてのセンター事業団のことも指しますし、一般名詞として の「労働者協同組合」のことも指します。あいち労協も「ワーカーズコープ」ですが、あいち労協とセンター事業団は、労働者協同組合という組織の形態が同じ というだけで、まったく別組織であることを強調させていただきます。

今度は実体のない出向斡旋 依然不誠実な「なごやボランティア・NPOセンター」の対応 | <center>今回の架空出向斡旋を「脳内出向」と批判する組合側のビラ</center>

今回の架空出向斡旋を「脳内出向」と批判する組合側のビラ

■面接に行ったが「仕事はない」
「仕事は用意されている」というので、12月10日、Yさんは藁にもすがる思いで、あいち労協の面接を受けました。しかしYさんを待ち受けていたのは「仕事がない」という回答でした。

あいち労協側は、ワーカーズコープ側(センター事業団)に再三、きちんと「来てもらっても仕事がない」と伝えていた、というのです。だのに、Yさんは面 接に行かされたのです。ワーカーズコープ(センター事業団)は、Yさんに嘘をついていたのです。一方、仕事はなかったものの、あいち労協の方はYさんに対 して、親切に話を聞き、本来のワーカーズコープの運営の仕方などを説明してくれました。

Yさんは、仕事の面接だと聞かされて出向して、結果として何もない、というヒドイ目にあったわけですが、あいち労協の人と話をしたときは「地獄で仏にあった心境だった。」、「一連の事件に巻き込まれて以来、やっとで『人間』に会った気がした」そうです。

非常勤で働いている人も「会議に参加して発言している」という、あいち労協。

一方、センター事業団では、同額の出資金を出しているにもかかわらず、非常勤職員が職場で徹底的な差別とイジメにあい、終業時間外に、サービス残業状態 で行われている会議に出ないと「組合員としての態度がなっていない」といわれ、それではと会議に出席し発言しても完全に無視されています。そして会議で、 他の職員がYさんの窮状を見かねて議題にしても「その場にいないかのように」無視されるのだそうです。

Yさんも、ワーカーズコープという「しくみ」そのものには、あいち労協の人の話もあり、十分な可能性があると、いまでも思っています。問題なのは、 『ワーカーズコープという働き方』では無く、松垣さんのような投げやり(自分に都合のよいときは独裁的)な所長と、彼に独裁的権限を与えたり、うその上塗 りをするような、ワーカーズコープ=センター事業団理事会(上級幹部)の運営姿勢です。

JanJanの記事でも指摘されているとおり、確かに現在の労働者協同組合法案は、必ずしも理想的とは言えないものですが、センター事業団の対応は、そんなこと以前の話です。このようないい加減な話では、Yさんはもちろん、あいち労協側も迷惑でしょう。

■「嘘の上塗り」に謝罪もなし
今回の件があった後、Yさんは上司のNPOセンター所長・松垣芳伸さんに事情の説明を求めましたが、驚くべきことに松垣さんは、「それはあなたの主観で しょ」などと、わけのわからない回答をしたというのです。「仕事がなかった」というのは、相手方の、あいち労協も認めている客観的な事実なのに「主観で しょ」とは何事なのでしょうか?

Yさんは現在、松垣さんの上司にも説明を求め、抗議しています。しかし、現在にいたるまで、所長からの謝罪は一切ありませんし、真相についての説明責任もまったく果たされていません。

その後も、出向の話はなにも進展していませんし、常勤化など夢のまた夢です。そしてこれらは全て、Yさん側ではなく、経営者側からいいだしたことです。職員を愚弄していますし、あいち労協も愚弄している話だと思います。

■全国の身内には「これで解決」と宣伝
さらに、Yさんが出向を了承していない12月初旬に愛知県で開かれたセンター事業団の「全国所長会議」でも、集まった全国の所長(管理職)たちにも、セ ンター事業団の上級幹部は、Yさんをあいち労協に出向させるという、発言をしていました。上級幹部による機関決定ということですから、所長たちも「これで 解決するだろう」と安心していました。

いまや、その話を聞いて、安心していた関係者からも「やっと解決すると思ったのに、嘘八百だった。信じられない」「話が台無しじゃないか。これでは解決できるものもできない」等の嘆息とも悲鳴しもつかない声があがっています。

センター事業団の各地の事業所でも話題になっているであろう名古屋の惨状をごまかして、会議で辻褄をあわせるために、センター事業団の「えらい人」は、適当な話を無理やりデッチあげていたのでしょうか?

さらにいえば、もし万が一、あいち労協に仕事があったとしても、もともとNPOセンターでの常勤を約束されていたYさんが、その内容に同意するとは限らないのです。あまりにもYさんの人格権をの侵害する話だ、いわざるをえません。

■一刻も早いNPOセンターの「人間性回復」を
常勤化するという約束を破る。さらに、架空の出向話を持ちかけて、Yさんだけでなく、他の労協も巻き込んで迷惑をかける。それへの謝罪は一切なく「あなたの主観でしょ」という木で鼻をくくった不誠実な対応。取材をすればするほど、心から怒りがこみ上げてきます。

ワーカーズコープは速やかにYさんを常勤職員にして、約束を守るべきです。それができないで、何がボランティア支援でしょうか?

今年5月に名古屋でも広島でも開催された「独立系メーデー」の仲間として、また、同じ自治労の仲間として、断固として、職員〔組合員〕のみなさんに連帯したいと思います。

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