Yさんを支える会・仮処分申し立て第二回審尋(審理)

http://www.event.janjan.jp/event/0910133023.html

日時:2009年11月6日

場所:愛知県

Yさんを支える会は、なごやボランティアNPOセンターの職員Yさんの、指定管理者NPO法人ワーカーズコープに対する闘いを支え、ワーカーズコープの実態に迫るための活動を展開しています。

イベント詳細

なごやボランティア・NPOセンターの指定管理者である、NPO法人ワーカーズコープに対して、
地位確認の仮処分申し立てをしたYさん。

NPO法人ワーカーズコープ(センター事業団)は、Yさんの申し立てに対して、
全面否定、前面対決の姿勢に出てきました。
広く市民に開かれたセンターで発生して事件は、これからどうなってゆくのでしょうか?

いよいよ11月6日、9時30分から、名古屋地方裁判所にて第二回目の審尋(審理)があります。
応援してくださる方は、9時30分少し前に、名古屋地方裁判所の1階にお越しください。

ボランティアセンターのYさんを支える会・準備会
460-0024 名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山303 名古屋ふれあいユニオン気付
TEL: 052-679-3079 FAX: 052-679-3080
nagoya_vnpo_mondai@mail.goo.ne.jp
http://blog.goo.ne.jp/nagoya_vnpo_mondai/
当会ではカンパ・賛同人を募集しています。カンパ個人一口1000円。会報も発行予定。
郵便振替 00800-8-126554 名古屋ふれあいユニオン(「Yさんを支える会」とお書き下さい)

準備会呼びかけ人・酒井徹(名古屋ふれあいユニオン運営委員長)
主催団体

ボランティアセンターのYさんを支える会
主催団体HP

http://blog.goo.ne.jp/nagoya_vnpo_mondai/

「なごやボランティアNPOセンター」労組書記長解雇事件、第1回審尋(2)

http://www.news.janjan.jp/living/0910/0910141606/1.php


前回記事でもお伝えしたように、なごやボランティア・NPOセンターの指定管理者・NPO法人ワーカーズコープから、「知らぬ間に解雇」されていた労働組合書記長のYさんの第一回審尋が10月9日ありました。

Yさん側は、ワーカーズコープ側の解雇は不当であるし、当然のこととして、職場復帰を要求しています。これに対して、ワーカーズコープ側は、Yさんの求めている職場復帰はもとより、金銭解決の可能性も拒否し、全面的に争う構えです。

ワーカーズコープは労働者と経営者と所有者が一致しているので、Yさんは「労働法制における労働者」ではない、ゆえに保護されないと言わんばかりの態度です。
「なごやボランティアNPOセンター」労組書記長解雇事件、第1回審尋

ワーカーズコープ側は、Yさんを「解雇した」理由として、以下の事を挙げています。
Yさんの身に覚えのない事件である情報誌「交流感電池」(柴田労組委員長が発行責任者だった)事件。
松垣所長にたいする態度が悪かったこと。
労働組合として活動し抗議した事件。
「団会議」に出席しなかったこと。
※この会議は、建前は組合員=労働者=所有者=経営者の権利行使の場としての会議でしたが、 実態は休止サークル状態で、賃金は出ないのに業務命令は出るというものでした。そしてYさんは、勤務ではない日に出席しなかっただけでしたがそれがいけない。

そして前回、ご紹介した「個人情報流出事件」が決定打になった、などと主張しています。しかし、Yさん側はそもそも情報漏えいがあったのかどうかも疑わしいとしています。

もしあったとして、「大掃除事件」の際に、Yさんの私物に個人情報が紛れ込んだ可能性もあるという程度ですが、当局側はその大掃除事件すら否定し、Yさんに何が何でも情報流出事件の責任を負わせようとしています。

「シフト削減攻撃」で「ホームレス」、「監禁」で「精神疾患」になったYさん

そもそも、ワーカーズコープ当局は、事件があった4月以降、以下のような行動に出ています。

また、ワーカーズコープ側は、Yさんが連絡がつかない状態になっていた、と主張してきました。これに対して、Yさんは、全く事実と違うと反論しました。

実は、YさんはNPOセンターで働いていた当時から、ホームレス状態になっていました。

2008年8月に常勤化を約束された直後に、アルバイトを辞めるなどしています。ところが、同年9月になってシフトが半減。

一方で、当局側は、それまでシフトを組んでいた職員からその仕事を取り上げて、松垣所長がシフトを作ると言い出しました。

しかし、それまで2週間前にはわかっていたシフトが、ほんとうに直前になるまで出てきませんでした。一度などは、新しいシフトで働く当日の午後になって、やっとでシフトが出て、その日は、いったい誰が勤務してよいのかわからない、という状態になっていました。

また、YさんがNPOセンターで部屋を借りて開催する市民講座の講師として呼ばれる日で、絶対にシフトは入れられない日に、わざと勤務を入れて嫌がらせ をする、ということが何回かありました。このために、収入減を補おうにも補えない。そうした状態を引き伸ばされた挙句、ホームレスになっていたのです。
ホームレス支援のアルバイト職員自身がホームレスに

友人宅に泊めてもらったり、以前に支援したり一緒に活動をしたりしたホームレスの人の所で世話になったりをしながら、NPOセンターで働き続けていました。

そして、情報流出事件を理由に、当局側はYさんを閉館時間以降も、いわば閉じ込め、「やった」と自白するよう、強要し続けたのです。

その結果、「監禁事件」以後は、監禁による精神状態と、冬場のホームレス生活による健康状態の悪化により、医師の指示により「自宅加療」をすることになりました。

当局からまともな返答なく

自宅もないので、とりあえず生活保護の申請をしつつ、しばらくホームレスを続けていました。健康状態も悪い中で方々を転々としていて携帯電話を紛失する、という事態に陥りました。

そこで、労働組合の事務所を一旦、手紙や連絡のための場所として借りることにして、その旨を、医師の診断書とともに、ワーカーズコープ当局に連絡しました。

ですが、それ以後、Yさんに対しては、ただの一度もまともな連絡はなく、ただおかしな命令書が送られたりしてきたのです。

例を挙げるなら、『3日以内に反省文を書かないと懲戒解雇、書けば自主退職にしてやる』という文書が来ました。Yさんがこれに対して『どっちも嫌だし、 不当だ』というFAXをしても、まともな返事すらありませんでした。Yさんはこのような文書が来るたびに、反論を労組委員長の同席の下にFAXしました が、殆ど返答はなく、解雇通知すら、ありませんでした。

解雇通知もなく「荷物が邪魔だからもって帰れ」という返答

なんと、Yさんが解雇を知ったのは「『どちらにしても解雇は不当で受け入れない』と返事をしたが、どうなったのか?」という問い合わせをしたときのことです。

その際、「お前はとうの昔に解雇になっている。荷物が邪魔だから、送りつけるぞ。どこに送ればいいのか」という返信が来て、その結果、初めて解雇になっていたとわかったのです。

ホームレス状態の職員に対して、解雇通知すらまともに行わずに、荷物が邪魔だと言い出したのです。

労協の理念形骸化

もちろん、Yさんは、そのわけの分からない話に対しても「解雇通知をしてから、荷物を取りに来てくれと伝えて、それでも反応がないなら、送りつけるぞ、 というのが物の道理ではないですか? 解雇の理由はなんですか? 解雇する場合に保障されている『全国会議での発言』はできますか?」と反論をしました。

その前には、ワーカーズコープは、Yさんに対して「やったと認めて反省文を書けば自主退職、書かなければ懲戒解雇」という二択を一方的に迫り、Yさんは拒否しているので、当然、懲戒解雇になっているはずです。

ところで、ワーカーズコープの規約によると、組合員(建前上、所有者=経営者=労働者)を除名(懲戒解雇)する際には、当該組合員には全国会議で弁明する権利が与えられます。

しかし、その権利をまともな形でYさんに保障しようとした形跡がないのです。労働者協同組合の立派な理念は全く形骸化してしまっていることが読み取れました。

参考リンク
Yさんを支える会・仮処分申し立て第二回審尋(審理)
ボランティアセンターのYさんを支える会

ワーカーズコープに対する仮処分申請。第一回の審尋(審理)の報告。

http://blog.goo.ne.jp/nagoya_vnpo_mondai/e/7bfca19329d30c375d9e4fc51b95a589

第一回の仮処分には、直前の呼びかけにもか変わらず、応援の方も駆けつけてくれて、無事に終了いたしました。

『仮処分』というのは、内容としては、こちらが申し立てをして(今回の解雇は不当であり、一連の当局側の行為はおかしい)、
申し立てられた側と一緒に裁判所に出向き、裁判官と同じ部屋に入って、双方の言い分を言う、というものです。

今回ついた裁判官は若い女性でした。
事前情報としては、仮処分というのは文書が基本であり、話をきくと言っても20分程度ではないか、
という話でしたが、この裁判官は熱心に話しを聞くタイプだったようで、詳しく話を聞かれて、1時間近くかかりました。

また、ワーカーズコープ側の答弁書が、きりぎりの前日の15時に来る、という状態で、
相手側の主張を精査する時間もなく望みましたが、特に問題もなく話をできました。

そのワーカーズコープ側の答弁書には、以下のような「そりゃないよ」ということも記載されておりました。
『ワーカーズコープは就労契約をしているだけで、当該に労働者性はない』
『常勤の約束は酒席でのことで責任はない』
『シフト削減にはYさんは同意している』
『情報誌の発行停止命令に従わなかったことに始まり、色々ということをきかないから解雇した(ここの部分が、ものすごーくながい)』

実際の仮処分の席においても、ワーカーズコープ側は、
「労働契約ではなくて就労契約である。現在労協法案を制定する話が進んでいて、議院も多く賛成している(労協の宣伝?)」
「情報流出の原因と懸念される大掃除はしていない(でも荷物の整理はしていると認める)」
「名古屋市に情報誌の発禁を求められて、応じなかったことが事件の発端である」
「名古屋市に指定管理を取り消される恐れがあった」
「Yさんは連絡が取れずにいた、云々」
「情報流出に関与した疑いがあることが問題である」
などの発言を行いました。

Yさん側は、そのすべてに反論。
とくに、大掃除をしていないというのは事実無根である。
情報流出に関しては、Yさんは、どこに流出したのかも知らないので確認のしようもない。
連絡をしなかったのはワーカーズコープ側である、というてんを強調しました。

裁判官からは「発禁処分や指定管理取り消し」について、具体的な文書の提出が求められました。

そのあと、それぞれが裁判官と個別に話をして、和解の可能性を探りましたが、
職場復帰をもとめ、話し合いを求めるYさん側にたいして、
ワーカーズコープ側は、職場復帰は認めないし、金銭解決の可能性もない、という問答無用な応対をしてきました。

その後、ワーカーズコープ側には、いろいろと主張していることの裏付けと文書による報告を、次回までの宿題として出されました。

民会の審尋で話を聞かれた内容としては、こちらが主張している話には、譲歩してくれ、等の話は一切なかったので、とりあえずは、順調に進んだ第一回であったといえます。

当初は20分くらいではないか、という予想に反して、1時間をオーバーする内容となりましたが、
支援の人達は審尋が終わるまでYさんを待っていてくれて、終了後の報告集会も無事に開くことができました。

次回の審尋は、11月6日の9:30からになります。

ボランティアセンターのYさんを支える会・準備会
460-0024 名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山303 名古屋ふれあいユニオン気付
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当会ではカンパ・賛同人を募集しています。カンパ個人一口1000円。会報も発行予定。
郵便振替 00800-8-126554 名古屋ふれあいユニオン(「Yさんを支える会」とお書き下さい)

準備会呼びかけ人・酒井徹(名古屋ふれあいユニオン運営委員長)

「なごやボランティアNPOセンター」労組書記長解雇事件、第1回審尋

http://www.news.janjan.jp/living/0910/0910121561/1.php

2008年に指定管理者がNPO法人ワーカーズコープに変更されて以来、KY解雇事件、大量の本部事務局員を送り込んでの労働組合つぶし、Yさんへの嫌がらせ、講座参加人数水増し事件、労働者代表選挙結果改ざんなどが続発したなごやボランティアNPOセンター。

『KY解雇』が発生? 名古屋市の施設の指定管理者交代のその後
労働者の味方の筈のワーカーズコープが組合つぶし? なごやボランティアNPOセンター
ワーカーズコープ所長独裁で暴走続く、なごやボランティア・NPOセンター
「なごやボランティア・NPOセンター」依然、経営側の暴走続く
今度は実体のない出向斡旋 依然不誠実な「なごやボランティア・NPOセンター」
内部告発で「講座参加者数水増し」が露見、逆切れする幹部
ワーカーズコープ 労働者代表選挙に介入? なごや・ボランティアNPOセンター
ワーカーズコープが労働者代表選挙結果を改ざん? なごやボランティア・NPOセンター

この6月に、ワーカーズコープ当局から一方的に懲戒解雇を言い渡された労働組合書記長のYさん(厳密には、当局側の監禁査問の結果、療養している間に解雇され、通知すらよこされなかったと言う「しらんまに解雇」でした)。
なごやボランティアセンター「ホームレス職員」に懲戒解雇強要

そのYさんは、名古屋地裁に職員としての地位保全の仮処分を求めて訴えています。
解雇された組合書記長、NPO法人ワーカーズコープを提訴

その第1回審尋が名古屋地裁で10月9日、ありました。第2回は、11月6日です。

第1回審尋のあった名古屋地裁(写真提供「Yさんを支える会」)

「Yさんは労働者ではない」という当局の主張

大枠としては、使用者のワーカーズコープ側は、Yさんの労働者性を否定する主張に終始しました。ワーカーズコープは、労働者がお金を出し合って経営する ことで、「労働、資本、経営」を一致させることで、資本主義の弊害である収奪を防ぐという建前です。それを逆手にとって当局は「Yさんは所有者であり経営 者だから、労働基準法における労働者ではない」と言わんばかりの主張をしています。

ですが、ワーカーズコープ側は、職場労組との交渉時には労使関係を認めているので、二枚舌ともいえます。そして、ワーカーズコープ当局側は、仮処分の審尋の冒頭、なんとワーカーズコープの宣伝を始めました。

『私たちには労使関係はない』『労協法案は、いま超党派の200人の議員の賛成によりまもなく実現する』などということを話し出したのです。裁判官に「そのような話は詳しくないので、ぜひ根拠となる法律と参考文献を提出してください」と言われました。
労働法軽視「偽装経営者」の温床になるか?市民会議提案の労協法案を考える
なぜ労働者協同組合か 行政の『安上がり』受け皿の危険―「協同労働の協同組合」法制化市民集会に参加して

上記記事で上田仁記者が表明されたご懸念が、法案成立前から、現実のものになっているようです。

準備不足を露呈した当局

また、裁判では、主張が何かあれば事前に証拠を提出しなければなりませんが、ワーカーズコープ側の答弁書は審尋の前日の15時に、すべり込みで出された もので、不十分なものでした。そして、当日になってNPOセンターの機関紙『交流感電池』などを証拠として裁判官に提出しようとして、やんわりと断られる という有様でした。
やはりワーカーズコープは、各地で訴訟を抱えていて、対応する時間がないのでしょうか? このように、当局側の主張は、「問題ありまくり」なのですが、多岐にわたるため今回の記事では「大掃除事件」について取り上げます。

「荷物の整理はしたが大掃除」はしていないと言い逃れる当局

この事件は2009年4月2日、Yさんや他の職員が出勤してくる前の時間を狙って、当局側の職員が『大掃除』と称して、机の上にあるものと、机の中にあ るもの、ロッカーの中にあるものを、全てごちゃ混ぜに名古屋市指定のゴミ袋の中に入れて捨てようとした、というものです。
なごやボランティア・NPOセンター 当局の大掃除で大混乱

その結果、誤って、Yさんの机の上にあったラベルがYさんの関係する団体のイベント用発送作業に利用され、個人情報が外部に流出してしまった可能性も高いと、Yさん側は主張しています。

この「大掃除」は、突然行われたもので、この日にそのようなことをする、という指示も説明もなかったし、『机の上に私物を置くな』という指示もなかったのです。突然の出来事でした。

その『大掃除』は、明らかに嫌がらせであり、先頭に立った職員は、ゴミ袋の中から出してきた、Yさんの私物や、仕事の資料、利用者からの預かり物、 NPOセンターの機材、などを、ゴミ箱の中に投棄して、そのことを聞こえるように大声で言う、などの嫌がらせを行いました。NPOセンターの機材まで捨て られていたのは、どうやら、Yさんの私物と誤認していたようです。

その職員は、労組を貶める内容の、利用者・職員を演じた自作自演の書き込みを、ネット上にしたこともある、と自ら認めるほどの「当局派」職員でした。

Yさんは、2日も翌3日もいくつかの相談業務を抱えており、ごちゃ混ぜにされた荷物を整理する時間がありませんでした。その上、整理しても、Yさんが利用者に対応しているそばから、また当局派職員により、荷物を捨てられる、ということを繰り返されています。

その過程で、度重なる労使紛争で、「凍結状態」になっていた以前の発送作業用ラベルが、Yさんの私物に混入した可能性はあるかもしれない、ということです。

とはいえ、その「混入説」も名古屋市やワーカーズコープ当局が執拗に「個人情報を流出させたろう」とYさんを査問すたため、「可能性を考えるとすると」と「そういうこともあるかもしれない」いう話です。

本当に情報流出があったのかどうか、ということは、Yさんには、よくわかりません。

しかし、当局側は、は、『大掃除』をしたことすら全面否定しました。
そして、『大掃除をしていないが、机の上とロッカーの中の私物の整理はした』と言い出し『私物は机の上にはないはずなので、混ざって流出する可能性もゼロだ』と主張したのです。

次回は、「情報流出」を理由として、いかにして「労働者の味方」のはずのワーカーズコープがYさんを査問し、追い詰めていったか?これについて検証します。

解雇された組合書記長、NPO法人ワーカーズコープを提訴

http://www.news.janjan.jp/living/0910/0910051242/1.php

2008年4月、なごやボランティアNPOセンターは、NPO法人ワーカーズコープに管理者が交代しましたが、さまざまな問題が発生し続けています。

■あまりにも多すぎる「ワーカーズコープ」の問題点

指定管理者移行の直後の2008年5月に『KY解雇事件』がまず発生。
『KY解雇』が発生? 名古屋市の施設の指定管理者交代のその後

その後、2008年8月以降は、労働組合潰しを狙った『全国からの当局側職員の大量動員』が行なわれました。さらに、明けて2009年1月には大量動員した職員による『労組委員長をはずしての労働者代表選挙』が強行されました。
ワーカーズコープ 労働者代表選挙に介入? なごや・ボランティアNPOセンター

また、運営面では、講座参加者数水増しも発覚しています。
内部告発で「講座参加者数水増し」が露見、逆切れする幹部―なごや・ボランティアNPOセンター

さらに、組合員Yさんにたいしては、2008年8月にいったん常勤化を約束しながらそれを反故にしてしましました。さらに、賃金を半分以下にするという『シフト削減兵糧攻め』を行ないました。

さらに、2008年末には、シフト削減の代替案として当局側が提案した出向先に、仕事が無いという『脳内出向』事件もありました。
今度は実体のない出向斡旋 依然不誠実な「なごやボランティア・NPOセンター」の対応
なごやボランティア・NPOセンター、経営側の暴走のまま年越し

このような『ボランティアセンターで起こっている諸問題』は、労働組合のビラや、インターネット新聞での報道などで、NPO業界、ボランティア業界では全国的に話題となっているようです。

■ついにYさんを解雇

NPO法人ワーカーズコープは、職場労組(自治労ワーカーズコープユニオン)の交渉にも誠実に対応しませんでした。さらに、労働委員会の斡旋も拒否し、今年6月、ついに労働組合書記長をしていたYさんが解雇される事態となりました。

この解雇は、Yさんの責任ではない他の事件(情報誌発禁事件)や、当局側職員の関与が強く疑われる情報漏えい事件の責任を一方的に負わせられて行われたものです。
なごやボランティア・NPOセンター 当局の大掃除で大混乱

2009年4月に起きた上記事件では、当局側職員が大掃除を勝手にしたのですが、その際、個人情報をYさんの持ち物に混入させたのではないか、という疑いが強くあります。Yさんはいわば、「はめられた」可能性があるのです。

またYさんは、その事件のさいに、当局側職員に『自分でやったと認めろ、朝までやるぞ』などと、NPOセンター会議室に閉館時間終了後も監禁尋問され精 神疾患を発症、発症後も尋問され続けるという非人道的な仕打ちを受け、その後も後遺症により、精神的にも大変辛い状態にあります。

それだけでなく、Yさんは、当局側の一方的なシフト削減によって、実に半年以上の長きにわたって、生活保護基準以下の生活を強いられたばかりでなく、一時期はホームレス生活を余儀なくされるなど、まさに『みるにみかねる』状態となっていました。
参照:ホームレス支援のアルバイト職員自身がホームレスに

■裁判通じ真相追及へ!

このたび、Yさんは、あまりにも非道で納得のいかないNPO法人ワーカーズコープに対して、異議を申し立て、名古屋地裁に裁判を提起して戦うことにしました。

「ボランティアセンターのYさんを支える会・準備会」では、Yさんの戦いを支援することを通じて、広く市民に開かれた公共の場であるNPOセンターで、なにが起こっていたのかを追及していきたいと考えています。現在、カンパ・賛同人を募集しているそうです。

ボランティアセンターのYさんを支える会・準備会
460-0024 名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山303 名古屋ふれあいユニオン気付
TEL: 052-679-3079 FAX: 052-679-3080
カンパ個人一口1000円 会報も発行予定。nagoya_vnpo_mondai@mail.goo.ne.jp
準備会呼びかけ人・酒井徹(名古屋ふれあいユニオン運営委員長)

公共サービスの民間開放が中曽根政権以降、特に小泉以降、特に進む中で、わたし自身も、現役の自治体労働者として他人事ではありません。また、協働労働も、「よいこと」とされていますが、一方で、現実にはこういう問題も起きています。今後、注目していきたいと思います。

ボランティアセンターのYさん事件・仮処分申し立ての審尋(審理)があります。

http://blog.goo.ne.jp/nagoya_vnpo_mondai/e/a52454843b7fe989e3024f977759b395

次回の行動…
現在、YさんはNPO法人ワーカーズコープに対して、地位確認の仮処分申し立てを行っています。
10月9日、10時から地方裁判所にて審尋(審理)があります。
応援してくださる方は、10時少し前に、名古屋地方裁判所の1階にお越しください。

ボランティアセンターのYさんを支える会・準備会
460-0024 名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山303 名古屋ふれあいユニオン気付
TEL: 052-679-3079 FAX: 052-679-3080
nagoya_vnpo_mondai@mail.goo.ne.jp
http://blog.goo.ne.jp/nagoya_vnpo_mondai/
当会ではカンパ・賛同人を募集しています。カンパ個人一口1000円。会報も発行予定。
郵便振替 00800-8-126554 名古屋ふれあいユニオン(「Yさんを支える会」とお書き下さい)

準備会呼びかけ人・酒井徹(名古屋ふれあいユニオン運営委員長)

『ボランティアセンターのYさんを支える会』準備会への支援とご注目を、お願いします。

http://blog.goo.ne.jp/nagoya_vnpo_mondai/e/3a04493dfe87276d489dad806efed985

なごやボランティアNPOセンターは、2008年4月にNPO法人ワーカーズコープに管理者が交代してから、さまざまな問題が発生して参りました。

指定管理者移行の直後の5月に発生した『KY解雇事件』をはじめ、
労働組合潰しを狙った『全国からの当局側職員の大量動員』、
そして大量動員した職員による『労組委員長をはずしての労働者代表選挙』、
組合員Yさんにたいしては、賃金を半分以下にするという『シフト削減兵糧攻め』、
シフト削減の代替案として当局側が提案した出向先に、仕事が無いという『脳内出向』、

など、様々な『ボランティアセンターで起こっている諸問題』は、労働組合のビラや、インターネット新聞での報道などで、NPO業界、ボランティア業界では全国的に話題となっており、ご存知の方も多いと思います。

NPO法人ワーカーズコープは、職場労組の交渉にも不誠実に対応せず、労働委員会の斡旋も拒否、今年6月、ついに労働組合書記長の職員Yさんが解雇され る事態となりました。この解雇は、Yさんの責任ではない他の事件(情報誌発禁事件)や、当局側職員の関与が強く疑われる情報漏えい事件の責任を一方的に負 わせられて行われたものです。

またYさんは、その事件のさいに、当局側職員に『自分でやったと認めろ、朝までやるぞ』などと、NPOセンター会議室に開館時間終了後も監禁尋問され精 神疾患を発症、発症後も尋問され続けるという非人道的な仕打ちを受け、その後も後遺症により、精神的にも大変辛い状態にあります。

それだけでなく、Yさんは、当局側の一方的なシフト削減によって、実に半年以上の長きにわたって、生活保護基準以下の生活を強いられたばかりでなく、一時期はホームレス生活を余儀なくされるなど、まさに『みるにみかねる』状態となっていました。

このたび、Yさんは、あまりにも非道で納得のいかないNPO法人ワーカーズコープに対して、異議を申し立てて闘うことにしました。
私たちは、Yさんの闘いを支援することを通じて、広く市民に開かれた公共の場であるNPOセンターで、なにが起こっていたのかを追及していきたいと考えています。
広く、みなさまの支援とご注目をお願いします。

ボランティアセンターのYさんを支える会・準備会
460-0024 名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山303 名古屋ふれあいユニオン気付
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なごやボランティア・NPOセンターのYさん、ついに立ち上がる!!

http://blog.goo.ne.jp/nagoya_vnpo_mondai/e/468f033f8a60cf61f71b55498b0cc594

なごやボランティア・NPOセンターのYさん、ついに立ち上がる!!
KY解雇事件
情報誌発禁?事件
全国からの当局側職員の大量増員
労組委員長をはずしての労働者代表選挙』(選挙の結果の改竄提出)
シフト削減兵糧攻め
理事会決定で所長暴走
参加者水増し講座、その内部告発に逆切れ
組合潰し
脳内出向』etc…

2008年の指定管理者交代以降、実に、さまざまな『珍事件』と『労使紛争』で、
名古屋のNPO・市民活動界隈を騒がせ、
全国のボランティア・NPO関係者の間で話題となっている
あのセンター』。

そのセンターの職員で、当局の賃金半減により、
自らホームレスとなりつつも、生活苦を持つ人々の相談に乗り続けていた、
ホームレス職員』ことYさんが、
このたび、センターの指定管理者であり、雇い主である、
NPO法人ワーカーズコープ(労協センター事業団)に対する、闘いに立ち上がりました。
Yさんはこの闘いを通じ、NPO法人ワーカーズコープに対し、
雇用主としての責任を求めるだけでなく、
市民に開かれた公共の場であるNPOセンターの内幕で、
何が起こっていたのかを証言していきたいと語っています。

私たちは、このような闘いを決意したYさんを支えるために、
『Yさんを支える会』を結成したいと考えています。
みなさまのご参加と、ご注目を、よろしくお願いします。

ボランティアセンターのYさんを支える会・準備会
460-0024 名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山303 名古屋ふれあいユニオン気付
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準備会呼びかけ人・酒井徹(名古屋ふれあいユニオン運営委員長)

なお、NPOセンターで起こっている事件についての詳細は、下記のキーワードでも多数出てきます。ぜひ検索を。

ワーカーズの指定管理施設に統一協会が登録!?

mixiで発見

名古屋で平和運動をしている団体を調べようと思い、
名古屋市の施設である「なごやボランティアNPOセンター」の
登録団体を、「平和」で検索してみてびっくりしました。
http://www.n-vnpo.city.nagoya.jp/dt_ichiran.php?page=1&kword=%CA%BF%CF%C2

平和統一聯合愛知県本部なる団体が登録されています。
団体登録の活動分野として、「人権擁護・平和推進」などと登録されていますが、
この団体は、人権擁護とも平和推進とも、縁もゆかりもない、あの霊感商法や
合同結婚式・マインドコントロール・「親泣かせの原理研」で悪名高き、
統一協会のフロント団体です。

この団体自体の設立が、そもそも、統一協会のWebに書かれています。
(2004年07月04日)
http://www.uc-japan.org/news/newsreport.aspx?id=282

また、ボランティアセンターに団体登録されている愛知県本部ですが、
2004年9月12日に、統一協会系の新聞である「世界日報」で、
その結成(2004年9月5日)が報道されています
http://www.chojin.com/nippo/sun040912.htm

最近の例では、この団体の愛知県本部(登録されている団体です)が、
「第8連合会(愛知県・三重県) 平和思想1DAYセミナー」なるものを
開催したようですが( http://www.fpu-jp.org/2009/08/post_92.html )、
ここで講師として紹介されている宋榮錫中央本部常任顧問なる人物を
検索すると、「全国祝福家庭総連合会総会長」なる肩書きで、
統一協会系のサイトが大量にヒットします。

そもそも、同じ名古屋市の施設であり、ボランティアセンターとも
同じ建物の中にある「名古屋市消費生活センター」のWebでは、
消費生活相談のページに、「こんな手口に気をつけて」として、
「開運(霊感)商法」に対する注意が呼びかけられている
( http://www.seikatsu.city.nagoya.jp/soudan/article/teguchi-13.htm
にもかかわらず、一方では同じ名古屋市の施設で、
統一協会のフロント団体が紹介されているようでは困ります。

このような団体が、名古屋市の公の施設である、名古屋ボランティアNPO
センターに登録され、登録団体として外部に紹介されるのは、
社会正義上も大きく問題のあることであり、また善意の利用者が
この団体登録を通じて、統一協会のマインド・コントロールに
引き込まれないか、非常に心配されます。

一刻も早く、名古屋市は、この統一協会系団体の登録を抹消し、
あわせて、ボランティアセンター利用者に注意を喚起するべきでは
ないでしょうか。

なごやボランティアNPOセンターの連絡先ならびに市役所における
管轄の課は、ボランティアセンターのWebにおいて紹介されています。
( http://www.n-vnpo.city.nagoya.jp

なごやボランティア・NPOセンター
名古屋市中区栄一丁目23番13号伏見ライフプラザ12階地図
●電話番号: 052-222-5781
●ファックス番号: 052-222-5782
●電子メールアドレス: n-vnpo@proof.ocn.ne.jp

名古屋市市民経済局地域振興部地域振興課市民活動係
●電話番号: 052-972-3120
●ファックス番号: 052-953-4396
●電子メールアドレス: n-vnpo-navi@trad.ocn.ne.jp

参考URL:

統一協会の霊感商法について:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9C%8A%E6%84%9F%E5%95%86%E6%B3%95#.E7.B5.B1.E4.B8.80.E6.95.99.E4.BC.9A.E3.81.AE.E3.80.8C.E9.9C.8A.E6.84.9F.E5.95.86.E6.B3.95.E3.80.8D

統一協会被害者家族の会
http://www12.ocn.ne.jp/~kazoku/index.htm

役所から貧困広げるなんて・官製ワーキングプア集会 職場から報告

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-04-27/2009042705_01_1.html
2009年4月27日(月)
「しんぶん赤旗」

「役所から貧困を広げるなんて許せないぞ」―。壇上にかかげられたプラカードに大きな拍手がおきました。二十六日、東京都内で開かれた「なくそう官製ワーキングプア 反貧困集会」では学校、図書館、保育園、清掃などさまざまな公務・公共サービスにかかわる職場からの報告が相次ぎ、シンポジウムが行われました。

悪質訪問販売や製品事故などの相談に乗る東京都消費生活総合センターで働く消費生活相談員は、五年での雇い止めを告げられているとのべました。昨年八月に労働組合を結成したことをのべ、「専門的知識、経験の積み重ねができる職場を目指したい」と語りました。

東京都荒川区では、非常勤職員制度を見直させ、主任非常勤、総括非常勤などの新たな職層を設けさせ、職責に見合った報酬額を勝ち取ったことを報告しました。

「解雇されたのは残業をしたからとしか考えられない」と発言したのは、東京都足立区の図書館長。図書館の管理運営を受託したバスの修理会社に雇用され、読書習慣を広げたいと業務を忠実にこなし、貸出冊数なども増やしてきましたが、解雇通知をされました。残業もいとわず働いてきたため、「コスト高」とみなされたと告発しました。

シンポジウムで発言した自治労連の川西玲子副委員長は、貧困と格差なくせの大きなうねりがおきるなか、官製ワーキングプアの問題も浮上し、告発だけでなく、公務・公共サービスはこれでいいのか声がひろがっていると強調。自治労連の自治体キャラバンや各地のとりくみも紹介し、住民と一緒に運動をつくってきたとのべ、「正規も非正規も公務も民間も手をつなごう」と訴えました。

自治労・越谷市職の山下弘之さんは、直接雇用の不安定化から間接雇用の不安定化へと変わってきており、「自治体から現場がなくなっている」と指摘。埼玉県ふじみ野市の市営プールの事故の背景に委託料の急激な低下などがあるとのべ、雇用の引き継ぎなどを求めるとともに、入札改革を求めていく必要があるとしました。

『週刊東洋経済』の岡田広行記者は、公共事業のアウトソーシングに関する矛盾が顕在化し、規制改革が小泉改革の「負の側面」とみなされるようになったと指摘。官製ワーキングプアの驚くべき労働条件をのべ、中央官庁や自治体など公共部門が低賃金労働をつくり、公共サービスの質の低下をもたらしているとのべ、「公務員は少なければいい」と言えるのかが問われているとのべました。

集会では、韓国から民主労総公共運輸連盟全国公共サービス労働組合のユ・ナンミ(柳男美)さんが特別報告をしました。

自治体職場から貧困なくそう・組合の違いこえ集会

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-04-27/2009042701_02_1.html
2009年4月27日(月)
「しんぶん赤旗」

自治労連や自治労など加盟組合の違いを超えて公務・公共サービスに携わる非正規雇用の労働者が集まり、「なくそう!官製ワーキングプア 反貧困集 会」を二十六日、東京都内で開きました。自治労連、自治労の加盟組合の役員や弁護士らが参加する実行委員会が主催し、四百三十人が参加しました。

「手取り十一万円」(フリー保育士)「十五年働いたのに解雇」(県職)など役所や民間企業が受託した事業所で広がる「官製ワーキングプア」の実態が次々とだされました。

「相談員の五年での雇い止めをやめさせ消費生活相談の充実を」「読書習慣を広げたいと働く図書館長をコスト高と雇い止め。解雇撤回を」など雇用の 安定で住民サービスを守っていこうとの発言が相次ぎました。東京都中野区で職場復帰を勝ち取った保育士の発言とコーラスに大きな拍手がおき、非正規をテー マにした川柳のコンテストや「非常勤ブルース」の熱唱に笑いがはじけました。

自治労連の川西玲子副委員長、自治労・越谷市職の山下弘之さん、『週刊東洋経済』の岡田広行記者によるシンポジウムを開催。川西氏は「加盟組織の 違いを超えて非正規問題で集まったことに感激。住民サービスを守ろうと思えばワーキングプアが担っている状況ではだめということが明るみにでてきた」と発 言、山下氏も「隔世の感」とのべ、間接雇用への置き換えに対し、雇用や労働条件とともに住民サービスも継続させようと訴えました。岡田氏は取材経験を語り ながら、中央官庁や自治体が低賃金労働をつくりだしていることを告発しました。

なごやボランティア・NPOセンター 当局の大掃除で大混乱

「なごやボランティア・NPOセンター」労働組合の柴田委員長への嫌がらせなどが相次いでいる。4月、2009年度が始まると当局側は、ある日、突然、 一言も説明もなく、勝手に「大掃除」を強行し、柴田委員長の私物や利用者から預かった資料などが行方不明になってしまった。
名古屋市伏見区にある「なごやボランティア・NPOセンター」は、2008年度から、NPO法人ワーカーズコープ(労協センター事業団)が指定管理者を 勤めています。同法人は、「労働者と経営者」を一体化させ、労働者が資本家に収奪されるという資本主義の弊害を防ぐという立派な「協働労働」の理念を掲げ ています。

ところが、そのセンター事業団当局により、2008年5月のいわゆるKY解雇事件に端を発し、Yさんに常勤化を約束しながら、あべこべにシフトを減らす、労働組合の柴田委員長への嫌がらせなどの問題が相次ぎました。

さらに、全国から、本部事務局員=当局派を送り込み、当局に都合のよい人が選ばれるようにすべく、労働者代表選挙を強行、それでも当局にとっては結果が不十分なため、さらに投票結果を改ざんするなどの疑惑も次々浮上しています。

ワーカーズコープが労働者代表選挙結果を改ざん? なごやボランティア・NPOセンター JanJan

会議から労組員を排除……ルール無視 「私が決めた」と居直る幹部
JanJan

このような状態から3ヶ月近くたち、年度も替わったことですから、心機一転、少しは事態が改善に動くか、と私もわずかながら、期待していました。しかし、労働組合関係者に取材したところ、事態は改善するどころか、悪化したまま、年度を越えてしまったそうです。

第一に、柴田委員長ら労働組合員は、職場の会議から排除されたままです。ワーカーズコープ当局は、柴田委員長らが身に覚えのない「冤罪」について「反省 文を書け」と迫っています。柴田委員長らは、身に覚えがありませんから、当然、反省文など出すわけがありません。そこで、当局側は、ワーカーズコープ組合 員としての権利である、職場の運営のための会議への出席を停止したままです。

これは、どうも、全国各地で行なわれている「労組つぶし」の常套手段のようです。

■虚偽の情報利用者に吹き込む

第二に、当局側の職員は、利用者に対して、「労使紛争」などない、あるいは、「あれは労働組合が一方的に悪い」など、虚偽で一方的な情報を吹き込んでいるそうです。

そうした中、利用者が心配して、窓口にいた職員=組合員にたまたま「どうなっているのか」と聞いてきたところ、組合員は「労使紛争はありますが、ご安心ください」程度のことを回答したそうです。

このように、「事実を、一般常識では、支障のない範囲」で回答しただけなのに、当局はその組合員に対して激怒してきたのです。

■勝手に「大掃除」、業務に支障

そして、2009年度が始まると驚くべき事件がおきました。なんと、当局側は、ある日、突然、一言も説明もなく、勝手に「大掃除」を強行してしまったの です。その結果、柴田委員長の私物はもちろん、「利用者からお預かりした資料などがことごとく、行方不明になってしまった」そうです。

そして、業務にも支障が出ているそうです。「当局」派の人たちはワーカーズコープの宣伝活動に従事することが多く、実際の利用者への対応は、柴田委員長 ら、元からいたセンターの職員が担っているのですが、利用者への迷惑も顧みず、当局側は柴田委員長の机周辺の「物体」を柴田委員長に断りもなく、「きれい に掃除」してしまったそうです。

労働組合(自治労ワーカーズコープ職員ユニオン)関係者は「労働組合への嫌がらせのために業務を犠牲にしている」と憤りを隠しません。

指定管理者受託から1年以上。しかし、ワーカーズコープ=センター事業団当局の態度は改善するどころか、開き直りに終始し、悪化する一方です。

業務など、二の次。労働組合つぶしが最優先。こんな状態になっています。協働労働どころか、民間企業や役所でも当たり前のことすら守られていない状況がまだ続いていることに、いまさらながら、改めて驚嘆せざるを得ません。

◇ ◇ ◇

[動画]なごやボランティア・NPOセンターでのワーカーズコープによる労働者代表選出の模様

管理人:

あまりにひどいのでコメントを書きます。

一見、労働組合の人がうるさいように見えますが、正当な要求が無視されているために抗議しているのであって、それだけ「おかしな事」が行なわれている会議だと思います。

– 就業規則の採択に際しての労働者代表選挙についての、「NPO・ワーカーズコープ」と労働組合との間の労使協定を無視

– 労働者代表選挙について、労働組合代表の排除

– 名古屋ボランティア・NPOセンターの指定管理者たる「NPO・ワーカーズコープ」伏見事業所の労働者代表選挙について、「ワーカーズコープ・センター事業団」の団会議で実施

– 労働者代表選挙について、事業所の職員でも職制ですらない田中羊子氏(労協センター事業団副理事長・NPOワーカーズコープ専務理事・この人→ http://center.roukyou.gr.jp/0_SecondaryContents/approach/Details/photo/0804002.jpg)の介入・発言

– 「たおれ公妨」まがいの「たおれ会議妨害」

 「協同労働」が機能していないと思います。

http://www.news.janjan.jp/area/0902/0902026671/1.php
会議から労組員を排除……ルール無視 「私が決めた」と居直る幹部
上記に投稿されたコメント

上田仁
2009/02/08

「KY解雇事件」や「脳内出向事件」、はたまた職場の会議から職員を排除しているようでは、こと伏見のNPOセンターに関する限り、民主的な職場運営を基盤とするべき「協同労働」が機能していないのは明らかであり、だからこそ労働組合が結成されたのかと思います。出資制度があるから「労働=経営=出資」が三位一体である理屈をこねようとも、現実が「経営側」と「労働側」の存在を示しています。「協同労働の実現のためには、労組も何も関係ない」というのは屁理屈ですね。

たとえ、民間企業であっても、そもそも労働とは協同作業であり、そこには同僚と相互の信頼や敬意が存在していると思うのですが、「連帯」を語る組織が自らの事業所での職員の連帯を信じる事ができないとは皮肉なものです

自治労ワーカーズコープ職員ユニオン

管理人: Webが立ち上がったようです

自治労ワーカーズコープ職員ユニオン

ワーカーズコープユニオンについて

ワーカーズコープ(労働者協同組合、協同労働の協同組合)で働く人たちの労働組合です

「7つの原則」

http://www.news.janjan.jp/area/0902/0902026671/1.php
会議から労組員を排除……ルール無視 「私が決めた」と居直る幹部
上記に投稿されたコメント

上田仁
2009/02/04

さとう記者ご指摘の「7つの原則」ですが、歴史的に何度か変更を経ています。労働組合に関する部分のみ取り上げますが;
1979「労働組合のはたす重要な役割を認識し、組合活動を保証します」
1986「労働組合の重要性を認め、協力・共同を進めます」
1992「労働組合運動や地域の運動との連帯を強めます」

現在の「7つの原則」では、下記のとおり、「労働組合」の文字が消えています。象徴的です。

1:働く人びと・市民が、仕事をおこし、よい仕事を発展させます。
2:すべての組合員の参加で経営を進め、発展させます。
3:「まちづくり」の事業と活動を発展させます。
4:「自立と協同と愛」の人間に成長し、協同の文化を広げます。
5:地域・全国で連帯し、協同労働の協同組合を強めます。
6:「非営利・協同」のネットワークを広げます。
7:世界の人びとと連帯して「共生と協同」の社会をめざします。

もちろん、現行の「7つの原則」から見ても伏見のセンターの事態は異常な訳であり、全日自労という労働組合の就労獲得運動・対案運動に起源を持つ 労働者協同組合が、労働組合の就労要求を頭から潰しにかかるようでは、センター事業団の協同組合に対する考え方に疑問を感じます。

労協の組織原則によれば、T専務理事も、常勤化を拒否されているYさんも、「一人一票」で対等の権利を持つはずであり、T専務理事の「私が決め た」は協同組合においては出資者(=経営者・労働者)に対する背信行為ではないでしょうか。記事を読んで、「すべての組合員の参加で経営を進め、発展させ ます」との言葉の意味をT専務理事に伺ってみたく思いました。なにか「協同の文化」との言葉が虚しく感じられます。

会議から労組員を排除……ルール無視 「私が決めた」と居直る幹部

http://www.news.janjan.jp/area/0902/0902026671/1.php

2009/02/03
なごやボランティア・NPOセンターは、労働=経営という協同労働の理念やワーカーズコープの規約から完全に逸脱しています。いまや当局が「協同労働の実 現のためには、労組も何も関係ない」という理屈によって、数々の不当労働行為を正当化するためだけの口実に堕ちてしまったのではないか、とさえ思われま す。
なごやボランティア・NPOセンターは、2008年度から、NPO法人ワーカーズコープ(労協センター事業団)が指定管理者を勤めていますが、センター 事業団当局により、いわゆるKY解雇事件に端を発し、Yさんに常勤化を約束しながら、あべこべにシフトを減らすなどの問題が相次ぎました。

さらに、全国から、本部事務局員=当局派を送り込み、当局に都合のよい人が選ばれるようにすべく、労働者代表選挙を強行、それでも当局にとっては結果が不十分なため、さらに投票結果を改ざんするなどの疑惑も次々浮上しています。
http://www.news.janjan.jp/living/0901/0901215849/1.php

■根拠のない「組合権利剥奪」

しかし、当局は自分たちが、【選挙】を強行し、結果を改ざんしたことへの反省もなく、自治労・ワーカーズコープ職員ユニオン(愛称:イキナリ労組) に対して、労働者代表選挙を妨害したとして「抗議」を行い、YさんとS委員長に職場の会議に出ることを禁止する、と言い出しました。この職場での会議は、 建て前としては、労働者が出資者、経営者と同一である協同労働に必要な会議で、全組合員に参加が権利として保障され、民主的に運営されねばなりません。

そもそも、ワーカーズコープ組合員の権利を剥奪するには、理事会の決定に加え、年に1回の大会で釈明させなければなりません。会議からYさんやS委員長 を排除するという、センター事業団当局の主張は何の根拠もありません。NPO法人ワーカーズコープの定款や「7つの原則」を作成している部門は、現場と違 う人たちが作成しており、協同労働の理想を折り込んだ、良い内容となっています。だが、それを実行する人たちは、その内容を無視しているようです。

そのような横暴に加え、さらに、センター事業団当局は、労使交渉の場で、自治労愛知県本部に対して「YさんやSさんを指導しろ」とつっかかったのです。 あまりの当局のやり口に、自治労愛知県本部側はあきれ果て、「反省すべきなのはセンター事業団だ。組織原則とおりに民主的に運営を」と指摘しました。

■当局派がYさんを一方的にいびる職場会議

しかし、センター事業団当局で、ボランティアNPOセンターに顔を出している組織ナンバー2の専務理事Tさんは、反省するどころか、2月1日の、職場での会議で以下のような対応を取りました。

まず「当局派」の「議長」が、Yさんに退出しろと「宣言」し、民主的な会議を妨害しているとの言いがかりをつけました。Yさんが発言しようとすると、 「当局派」の人たちが次々と同じ内容で野次を飛ばして発言させませんでした。「民主的な会議を破壊しているのは誰か? 組合員としての権利を剥奪するには 手続きが必要なのでは? 大人気ないことはやめて、仕事の話を進めましょう」とYさんが発言すると、それをさえぎるように大声で、T専務理事が一方的に 「演説」を開始。

このため、その場にいた人のうち、当局派の7名とYさん以外はしらけてしまい、会議を退席してしまいました。Yさんは会議で、センターの仕事がどうすればうまくいくか、という大人の話をしよう、と提案しました。

しかし、T専務理事は聞く耳をもたず、Yさんがやってもいないことについて、「反省文が提出されていない、Yさんが会議を妨害している」などと一方的にまくしたてたそうです。もちろん、Yさんは身に覚えがないことばかりですから、反省もできません。

■「協同労働」強調しながら、「私が決めた」と独裁的発言

Yさんが民主的に会議を進めるように諫言すると、T専務理事は「わたしが専務理事です。わたしが決めました」と居直りました。一方でYさんが、自治労愛 知県本部にも、当局は注意されたことを指摘した時には、「ワーカーズコープは、協同労働だから、労使関係はない、労組は関係ない」などと開き直ったそうで す。しかし、協同労働を掲げるなら、「わたしが専務理事です。わたしが決めました」という独裁者のような発言はあり得ないのです。ご本人は、そんな矛盾に もお気づきにならないようでした。

■「事務局会議」で労組員を意思決定から排除

最後には、T専務理事は「Yさんが会議を妨害したので、会議は成立しませんでした。」などと言い出し、会議を止めてしまったのです。会議の中では、T専 務理事と「当局派」が、Yさんに耳を傾けようともせず、一方的にまくしたてていただけなのです。しかし、悪いことは何でもYさんやS委員長のせいにしたが るようです。

しかも、関係者によると、NPOセンターにおける公式の職場会議は実は形骸化しています。当局からみて都合がいい人だけで、「事務局会議」なるものを勝 手に開き、方針を決めているようなのです。もちろん、NPO法人ワーカーズコープの「ルール」や、センター事業団の発行している手引や方針には、専務が独 断で組合員の権利を剥奪し、事務局会議を勝手に開いてほかの組合員の参加をさせなくてよい、などということは、まったくかかれていません。それはよくない 行為であると書かれています。

■他のワーカーズコープ関係者からも苦言

NPO法人ワーカーズコープ=センター事業団とは別の「ワーカーズコープ」で長く活動してきた人の話によると、「センター事業団のようなところとは一緒 にしてほしくない。自分たちは、ただ「ワーカーズコープ(労協)」というスタイルが一緒なだけの、まったく別の組織なのでよくわからないが、いやしくも 『労協』であるなら、事業所のことはその事業所で話し合いをして解決すべきなのが筋だろう。

今回のNPOセンターの事件なら、まず、その職場での会議で、Yさんも含めた全員で話し合いがもたれるのが道理だ。その話し合いの場で『Yさんを常勤にしたほうがよい』という結論が出るならば、理事会の決定は別として尊重すべきだろう。

だが、センター事業団のやっていることは、事件を隠蔽しているだけのよう見える。KY解雇にしろ、本部からの大量動員にしろ、常勤化の反故にしろ、脳内 出向にしろ、そのような問題が発生している段階で、すでに協働労働に失敗しているのだから、真摯に受け止めて反省すべきだ」とのことでした。

いまや、なごやボランティア・NPOセンターは、労働=経営という協同労働の理念や、ワーカーズコープの規約から完全に逸脱しています。いまや「協同労 働」とは、当局(T専務理事)が「協同労働の実現のためには、労組も何も関係ない」という理屈によって、数々の不当労働行為を正当化するためだけの口実に 堕ちてしまったのではないか、とさえ思われます。

◇ ◇ ◇

労使交渉で「脳内出向」事件に逆切れ、使途不明金も発覚か? なごやボランティア・NPOセンター

http://www.news.janjan.jp/living/0901/0901276294/1.php

2009/01/28
NPO法人ワーカーズコープ(労協センター事業団)が指定管理者のなごやボランティア・NPOセンターでは、いわゆるKY解雇事件に端を発し、自治労 ワーカーズコープ職員ユニオンの柴田太陽委員長に対する嫌がらせ、常勤化を一度は約束したYさんの勤務日数激減とその後の不誠実な対応、主催講座参加者数 の水増し、労働者代表選挙結果の改ざんなどさまざまな問題・疑惑が持ち上がっています。

そのワーカーズコープ当局ですが、今度は労使交渉の場で、組合員を唖然とさせる対応を取りました。

組合側は、これまで一貫して、Yさんの常勤化を要求してきました。当局が2008年8月3日に一度は約束したことですから当然です。ところが当局は「あいち労協」への実態のない架空の出向斡旋を行うなど、不誠実な態度に終始してきました(いわゆる「脳内出向」事件)。

■「代替プランを出せ」と交渉で逆切れの当局
Yさんの常勤化と未払い賃金、休業補償の支払いを要求し「脳内出向」事件の責任を追求する組合に対して、当局側は「代替プランはないのか」などと、訳の分からないことを言い出しました。

こういう話は、当局が提案して、組合が呑むかどうかと言うのが、交渉の手順でしょうし、そもそも今回の「脳内出向」は、当局側からの「お願い」にたいして、条件を聞きにいったら、それが架空の話だった、というお粗末な話ですから、責任は100%当局側にあります。

そもそも当局は、組合つぶしのために、全国から「本部事務局員」=当局派を送り込み、当局の「えらい人」が彼らの指揮を取るという、異常な体制をなごや NPOセンターに構築しています。そして、その本部事務局員らは、ワーカーズコープの宣伝や、「研修」と称した水増し講座に走り回っている状態です。

このような「組合潰し」体制を解除すれば、大量の予算は浮き、Yさんを常勤にすることなど、簡単に出来ます。当局がそれをせずに「脳内出向事件」などを引き起こしているから問題が解決しないだけです。

また組合側は「代替プラン」としては、本部職員を引き上げて、それで浮いたお金で、Yさんを常勤化すればいい、といっているだけですから、非常にシンプルな代案を出している、ともいえます。

どうしても「Yさんの常勤化がしたくない(はじめは当局から言い出したこと)」というのは、当局側の都合なので、組合側の知ったことではありません。

■使途不明金も発覚か?
さらに、もう一点、金銭面でも疑惑が持ち上がりました。「経営上の問題」を理由に、常勤化を拒む当局に対して、組合側が、NPOセンター(センター事業 団内部では「伏見事業所」という)の財務諸表の提出を求め、閲覧したところ、既に年間予算2,800万円の事業所で、180万円もの赤字が出ている、とい うことです。

なおこの財務諸表には、どうやら「本部からの増援」のための経費は、含まれていないようです。増援組(当局派)の給料も含めたら、いくらの「赤字」がでているのでしょうか?

また、財務諸表には、なぜか「人件費と経費」の項目が二つあり、誰に支払われたか、定かでない、使途不明」の費用が100万円ほどあるとのことでした。

また、7月までは数千円程度だった「外注費」も、12月には数十万円も発生しているとのことで、その詳細については、現場の職員はまったくしらされてい ないとのことでした。ワーカーズコープは、働くものすべてが出資して、一緒に経営にも参加する組織です。このような経営状態などについて、まったく知らさ れていないのでは、組織原則を逸脱しています。

組合側は今後、より詳細な財務諸表を提出するように要求する、とのことでした。

■他のワーカーズコープに対しても迷惑なセンター事業団
なお、センター事業団、あいち労協など、県内労協が集まり、25日、集会を行ったそうです。その会場近くで、組合側は抗議行動を行いました。参加した組合員によると、ビラの受け取りは良かった、ということです。

労組の人によれば、今回の事件の相手である、ワーカーズコープ・センター事業団と、ワーカーブコープ・あいち労協、ワーカーズコープ・高齢者協とは「ワーカーズコープという方式」がたまたま同じだけで、本来的には別のものである、とのことでした。

25日の集会でも、ビラの受け取りが大変よい、ということからもわかるように、[あいち労協、高齢者協の人たちは、もともと市民運動などにも理解があ り、かつ「協同労働」を、本来の意味で実現しようとしている人たちが、多いのではないか?すべてをみたわけではないが、センター事業団よりは、良心的な人 たちが、多い気がする」、と組合関係者は語っています。

センター事業団当局は、不安を感じている労働者に対しても、また、名古屋市民に対しても、説明責任をはたすべきでしょう。

そしてなにより、ワーカーズコープ・センター事業団の引き起こした不祥事により、「ワーカーズコープ」全体の評判を落としたことにたいして、センター事 業団以外の、誠実に協同労働を目指している「ほかのワーカーズコープの仲間」にたいしても、この事件、とくに「脳内出向」事件や、仕事がなくて帰ってきた Yさんに、NPOセンター所長・松垣芳信さんが「あなたの主観でしょ」などど暴言を言ったことにたいして、責任をとるべきです。

注:「ワーカーズコープ」は「労働者協同組合」という「スタイル(運営方式)」で運営される団体を指す一般名詞です。

今回の事件における「NPO法人ワーカーズコープ」は、業界では一般的に「センター事業団」とよばれているところですが、全国には「センター事業団」以 外の「ワーカーズコープ(労働者協同組合)」が、たくさん存在しており、そのおおくは、地域で活動する事業規模の小さなものです。「センター事業団 (NPO法人ワーカーズコープ)」の規模は、全国組織だけあって大きく、日本全国にある「ワーカーズコープ(一般名詞)」の、およそ4割ほどの規模を占め る組織です。

◇ ◇ ◇

労働者と向き合う態度が欠けているのでは?

http://www.news.janjan.jp/living/0901/0901215849/1.php
ワーカーズコープが労働者代表選挙結果を改ざん? なごやボランティア・NPOセンター
上記に投稿されたコメント

上田仁
2009/01/24

経営側から「『お前たちのせいで、就業規則や36協定が遅れている』と『抗議』」とのことですが、労使の間の信頼関係が無ければ労働者過半数代表の意見 を付記しての就業規則届出や36協定の締結など、まさに絵に描いたぼた餅です。労働者過半数代表選出の会議で、労働組合の委員長に対して「出て行け」と は、そもそもワーカーズコープの経営側に、ひとりひとりの労働者と真摯に向き合おうとの態度が欠けているのではないでしょうか。
あげくのはてに、暴力行為のでっちあげと票数改竄とは、これでは公正な労働者代表選出が行なわれているのかどうか、どこぞの独裁国家のお手盛 り選挙のようです。全国の事業所からの職員派遣も、なにやら、どこかで聞いた「住民票移動」を思わせます。いっそのこと、選挙監視団でも名古屋市に派遣し てもらったらいかがなものでしょうか。

ワーカーズコープが労働者代表選挙結果を改ざん? なごやボランティア・NPOセンター

http://www.news.janjan.jp/living/0901/0901215849/1.php

2009/01/23
なごや・ボランティアNPOセンターでは昨年から新たに指定管理者となったワーカーズコープ(労協センター事業団)による様々な問題が生じています。いず れも労働者の味方であるはずの組織がやってはいけないことですが、今度は、この1月11日に強行された労働者代表選挙の結果を改ざんしたのではないかとい う疑惑が持ち上がりました。
なごや・ボランティアNPOセンターでは昨年から新たに指定管理者となったワーカーズコープ(労協センター事業団)が、いわ ゆるKY解雇事件、労組の柴田太陽委員長へのいやがらせ、いったんは常勤化を約束したYさんのシフト削減、さらにはYさんに架空の出向斡旋をするなど、不 誠実な対応が続いています。

さらに今年に入ってからは、当局に都合のよい就業規則(実は作成か、改訂かという基本的事実すらも、当局は曖昧にしている)を通すため、全国から集めた「本部事務局員」7人を参加させた労働者代表選挙を1月11日、強行しました。

参照:
ワーカーズコープ 労働者代表選挙に介入? なごや・ボランティアNPOセンター

ところが今度は、その選挙結果が改ざんされたのではないかという疑惑が持ち上がりました。

■「労働者代表選挙」強行するも目的果たせず
この選挙で当局は、労組側に発言や立候補、候補者推薦の隙さえ与えずに投票を強行しました。しかもその過程では、抗議をする柴田委員長に対してわざとぶ つかりながら転び、「暴力だ」と言い出したり「バカヤロー」などとの暴言を吐いたりしています。そこまでした当局でしたが結果は、

当局派の候補者Aに、4票
当局派の候補者Bに、2票

となり、結局「労働者代表」=当局派Aは、全体の4分の1の支持しか得られないという「惨敗」ぶりでした。

■まさかの「選挙結果改ざん」で職員の度肝を抜いた当局
さらにワーカーズコープ当局は20日になり、職員(労組員)たちの度肝を抜く行動に出ました。この日当局は、選挙の議事録を職員に配布したのですが、その議事録が事実と異なっており、特に選挙結果が以下のように変わっていたのです。

当局派候補者A、9票
当局派候補者B、1票

なんと、当局派候補の得票数が倍以上になりました。

当局側の文書によれば「労組の人間の妨害により進行できないので議長(議長選出の経緯も不明)の林幹則さんが皆の意見を個別に聞いて労働者代表を選出することを宣言して閉会した」とあるのですが、上にも書いたとおり、これは事実と異なります。

なお、勝手に議長として「労働者代表選出」を強行した『林幹則』さんは、12月にやってきた本部からの『増援組』の一人で、ワーカーズコープ・センター 事業団香川事業所長という肩書きをもっており、柴田委員長にわざとぶつかって「暴力だ」と因縁をつけてきた人だそうです。

ワーカーズコープ=センター事業団は、過去にもこのように「当局派」を大量に送り込む物量作戦で労組や労災を握りつぶしてきた、といううわさがあります。林さんも、このような事態に対処するための、専門の『実行部隊』の一人なのかもしれません。

さらに問題なのは投票数の増減です。

ワーカーズコープ当局側は、事前に白紙委任状を集めたりしていたのでしょうか? 「白紙委任状」を集めていたなら、それを選挙の際、皆に見せるなり、議 長が「出席者何人、委任状何人」と、発表するなりしなければなりませんでしたが、そうした事実はないそうです。それどころか誰が『職員』なのかについてさ え、一切説明が無く、名簿も見せられなかったとのことでした。

しかも、得票数9となった候補者A以外にも、候補者Bに投票した人が2名いたのは投票者全員が目撃していますし、当日、当局側が発表していることでもあるのです。それを当局は、今度は1票と発表しています。この点は明らかに改ざんと言えるのではないでしょうか。

■混乱を労組員に転嫁し「会議出席禁止」
しかも当局は、議事録において「この日の会議は労組の人間により妨害をされたので、成立しませんでした。以後は会議への参加を禁止します」などの「抗議」を、「理事長・永戸祐三」名で出してきました。

しかし実際には「当局派」こそが、労組との話し合いを拒否し続けている当局に抗議をしていた柴田委員長に対して、「柴田君に出て行ってほしい人」などと 提案し、いっせいに手を挙げて「みんな出で行ってほしいといっています」などする締め出し行為を繰り返していたのです。そこで指揮をとっていた人は、専務 理事の田中洋子さんで、その場にいた人の話では、会議は「荒れた学級委員会のようだった」とのことでした。

さらに当局は、Yさんと柴田委員長に対して「お前たちのせいで、就業規則や36協定が遅れている」と「抗議」をした上で、職場での会議への参加を禁止す る、反省文を出せ、と通告しています。そもそも存在しない『誓約書』に従え、などという意味不明のことすら言い出しているそうです。

しかし『職場での会議』は、ワーカーズコープの組合員(会社法における『社員』=株主と同等の意味)の権利として、ワーカーズコープの定款などにも明記されています。その会議からの排除を、一方的に通告してきたのです。

これまでも当局側は、労組員を、会議から再三排除しようとして来ましたが、『ワーカーズコープの理念』にも、組合員としての権利であると明記されていま すので、ワーカーズコープ=センター事業団が、ほんとうに『ワーカーズコープ(労協)』であるならば、排除してはいけないのです。

しかもその『会議』も、業務なのか、そうでないのか曖昧なまま「トヨタのQCサークル」のような状態で続けられているもので、仮に「業務命令」として排除するとなると、過去にさかのぼって「業務」としての残業代を支給しなければならなくなります。

ともかく柴田委員長もYさんも、労働内容は正規職員と同じであるにもかかわらず、低い時給で働いている立場ですが、いずれも5万円の出資をしている立派 な『組合員』なのです。しかし当局は、彼も出資金を出している『仲間の一人』であるということは、全く念頭に無いようです。

■紛糾の責任は当局にあるのでは?
そもそも現在「なごや・ボランティアNPOセンター」で起こっている混乱は、当局が、指定管理者取得の計画のずさんさからきているミスを現場に転嫁し、 Nさんを不当解雇したことや、Yさんに常勤化を約束しながら反故にし、さらに「あいち労協」への出向話をでっちあげる、など不誠実な対応をとってきたこと が原因で起こったことです。

特にNさんを解雇した根拠となった『就業規則』は、これまでに存在したのでしょうか?労組は一貫して『今回の就業規則の一件は、作成なのか変更なのか (手続きが異なります)』という質問をしていますが、何一つ回答はありません。それらの問題を棚に上げ、混乱の責任を労組に転嫁する当局は、無責任ではな いでしょうか?

反省をする必要があるのは、当局側であり、文書の名義人である理事長・永戸祐三さんです(本当にご当人が書いているのかは、疑わしいのですが)。それとも当局は「毒を食らわば、皿まで」と「嘘の上塗り」を続けるのでしょうか? 事態は重大局面を迎えつつあります。

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